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紫 ページ26
病院に着くとすぐに処置室に入っていった。
15分ほどして、点滴を2本もつけられ、酸素も付けた大倉がストレッチャーで先生と出てきた。
横「あの、大倉は大丈夫なんでしょうか…」
医師「副作用の貧血に加えて、脱水気味なので点滴で水分補給しています。貧血はまだ輸血するほどではないですが、今後する必要が出てくるかも知れません。
目眩を止めるお薬も入れたので、もう少ししたら落ち着くと思います。」
横「ありがとうございます…」
意識朦朧の大倉と、病室に向かった。
ストレッチャーからベッドに移される大倉はひどく顔を歪めていて、まだ目眩が辛い様子。
「大倉?しんどいなぁ。俺らここにおるから大丈夫やで。手握っといたるからな」
大「信ちゃん…?手…痛い…」
「おお!すまんすまん!これぐらいでええか?」
思わず強く握っていたのか、大倉が弱々しくなったのかは分からへん。
手の力を緩めると、大倉は安心したように、少しだけ顔を歪めたまま寝息を立てはじめた。
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作者名:Aqua | 作成日時:2019年6月30日 22時