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あれから二年、特に大きな出来事はなく平和ボケしかけてる今日この頃
運命の日はやってきた
今日は2003年8月13日
そう。真ちゃんが死ぬ日
由希「今日だね」
『うん。行こう』
由希「お母さん、ちょっと出かけてくる」
母「わかった。あんま遅くなんなよ」
『うん、気をつけます!』
母「行ってらっしゃい」
由希「『行ってきます』」
我ながらいいお母さん持ったと思ってる
由希「どうやって助けるよ」
『乗り込んで一虎取り押さえる』
由希「うわ、乱暴」
『泥棒しに入ってんだからこれくらい許される』
由希「そうかぁ?」
『え、違う?』
え、じゃあどう取り抑えればいいの
由希「ま、それが最善か」
『ごめん、暗くてよく見えない』
由希「中に三人、場地はバイクの横、二人目は大人。真ちゃんだね。一虎が迫ってる」
由希は気配に異常なほど鋭いらしい
『じゃあもう行った方がいいな』
由希「おっけー、突撃」
中に急いで入ると、ちょうど一虎がワイヤーカッター振り上げてる
場地「やめろ一虎あぁ!!!」
瞬間、由希の体が動いて、一虎に足蹴りをカマした
アイツの足蹴り痛いんだよなぁ・・・
一虎「い"っ・・・」
由希「人殺そうとすんな。大事な人の大切な人だったら取り返しつかなくなる」
場地「・・・・・・誰だよ・・・お前・・・」
『いや、あの、由希サン、足蹴りは流石に・・・ね、痛いよ・・・』
由希「グーパンの方が良かった?」
違うんだよな、そういう事じゃねぇんだよな
真一郎「・・・ありがとな、助かった」
由希「いや、びっくりしましたよ、バイク屋の横たまたま通りかかって覗いてみればその男の子がワイヤーカッター振り上げてるんですもん」
なるほどなぁ・・・上手い・・・
てか一応一虎取り押さえてんだけどさ、力強くないか←
ちょっとでも私が力緩めたら抜け出しそうなんだけど
真一郎「圭介、なんでこんなことしてんだ」
場地「・・・・・・」
『・・・誕生日プレゼント・・・?』
場地「!?」
『あ、口が、誕生日プレゼントって動いてるの見えたから』
『誰かのためにやったの・・・?』
場地「・・・・・・マイキーの、誕生日プレゼントにって・・・」
『・・・・・・・・・盗みしてでもプレゼント渡したい相手がいるって、幸せだね。』
由希「・・・・・・」
『でもね?流石に盗むのはダメだよ。』
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作者名:Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ:http
作成日時:2022年12月25日 0時