さすがにやだ ページ43
『ドン引き何ですケド…』
エーミールさんの忠告の意味が今わかった。
うん、この二人を合わきせちゃダメだわ
「えー？可愛ええやん？」
「似合うと思うねんけど…？」
『
目の前に差し出されたのは、多分私が頼んだ魔術師としての衣装
なのだけど…
『なんでこんなに露出度が高いの？』
スカートは短いわ、背中は空いてるわ…トドメに網タイツ。
ふざけてんのか?
「可愛ええやん！絶対似合うって！」
『似合う、似合わない、の問題じゃないワケ。なんでこんなに露出が高いか聞いてるんですけど』
「それはゾムの要望めう」
『やっぱあいつしばくか…』
こんな所にまで変態趣味を持ってきやがって…
何を考えているんだ。
心做しかこの二人もまんざらじゃなさそうなのもウザイ
人をなんだと思ってるんだこの悪魔共め
『スカートの丈はこの際目をつぶるけど、背中は開けたくない。風邪ひくし。あと、網タイツは絶対ヤダ』
「んー…じゃあ普通の黒タイツならええ？」
『………それなら』
すっごい不服だけど、それなら許容しよう。
すっごい不服だけどね。
『あと、上から羽織るものとかある？』
「それはもう作ってあるめうー」
『あ、そうなの』
そういう所は気が利くのね…
なーんて思ってた矢先、元凶が飛んできた
皆さんご存知、ヤツである
「A！」
『帰れ。』
「えー…？なんで今日そんなに冷たいん？お腹すいたんやけど…」
『チッ…』
窓から黒い羽根をバタつかせてニコニコと楽しそうに笑う、我がご主人ことゾム。
窓から入ってくんな。せめてドアから入ってこい
『ごめん、オスマン。また後で来るよ』
「んー。行ってらっしゃいめう」
ヒラヒラと手を振って私とゾムを送り出す
止めてくれるのではないか…と少し期待したがダメだった。くっそ
仕方なく差し出された手を取れば、思いっきりゾムに引っ張られあっという間に空中へ
『
「大丈夫やで。」
『っ…！』
反射的に重力操作の魔術を使おうとすると、途中で詠唱を止められた。
そして私の体をいとも簡単に持ち上げ、姫抱きにする。お前、これが目的だろ
「んふふ。衣装みた？」
『見たよ。お前の要望なんだってな』
「可愛かったやろ？Aに似合うと思ってん。」
『露出の高さは問題だけどね』
「えー？可愛ええやん？」
あれを着ろと？ふざけてんのかコノヤロウ
選択を間違えたかもしれん※改変アリ→←魔術師を名乗り始めました
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pandapanda216(プロフ) - これの続き見たい (2021年2月18日 14時) (
レス) id: 9fe8803e94 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - これの続き（？）のpi君の奴最高ですね！！！！既に！！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
音斬湊(プロフ) - 最終回だった…取り敢えず完結おめです！続き読みたいです！番外編か続編希望です！！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - うわお。まさかの最終回。有難うございました。ほんとに。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 面白い！足りない！もっと続きが読みたい！！続編希望めう！！！ (2019年8月9日 15時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リラ | 作成日時：2019年6月4日 20時
