▲.40 ページ10
・
・
−ノボリside−
・
・
―食事が終わると、私たちはカフェを出て帰り道を歩いた。
もうすっかり夜になっていて、空には星が出ていた。
私の前をクダリとA様が二人並んで歩き、楽しそうに話をしている。
___よかった、A様がこちらに慣れたようで。
私は彼女の笑顔を見て安心し、思わず笑みを零す。
カ「___ねぇ、ノボリ。」
ノ「___どうされましたか?カミツレ様。」
カ「___ノボリって、Aさんのこと好きなの?」
ノ「な...!?」
カミツレ様の質問に、私の体温が一気に上がった。
カ「あなたとAさん見てたけど、Aさんと話してる時のノボリ...
なんだかいつも以上に雰囲気違うし、なんて言うのかしら...ピンク色のオーラが出てたわよ。」
ぴ、ピンク色のオーラ...
私そんなオーラを出していたのでしょうか?
ノ「___確かに、彼女と一緒にいるととても安心します。
しかし、この想いがなんなのか...私には、まだ...」
カ「へぇ...」
私の反応にカミツレ様可笑しそうにくすくすと笑う。
ノ「___何が可笑しいのですか?」
カ「べーつに!早くその気持ちに気づかないと彼女、どっかの誰かに取られちゃうわよ〜!
あんなに可愛くていい子なんだから。」
ノ「___。」
カミツレ様がそう言うと、私は彼女を見つめる。
『好き』か...
私は、まだ『恋』というものをしたことがない。
今までサブウェイマスターになる夢を叶えるために必死でしたから、それどころではなかった。
カミツレ様に指摘され、改めて考えなければいけないとそう感じた。
確かにA様に出会ってから、今まで感じたことのないこの想い。
初めて感じる、この胸の高鳴り。
しかし、中途半端にしたくない。
ちゃんと...気づきたい。
この想いがなんなのか...
私が、彼女をどう思っているのか。
___必ず、答えを出します。
私のこの、感情の答えを___。
・
・
33人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mofu - 紗也(#°v°#)さん» 占いツクールのサイトって、一時期忘れて、又唐突に思い出して見に来ます(笑)続編気になります!(*^^*)楽しみにしながら少しずつ拝読させてもらってます(^^) (2022年8月20日 15時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» 私もちょいちょいみに来るんですよー!そしてまた書きたくなってしまって書くという、、、笑 偶然の出会いに本当に感謝です!ありがとうございます!番外編で終了のつもりが続編検討してるバカですww (2022年8月18日 13時) (レス) id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也(#°v°#)さん» 返信ありがとうございます!自分は最近又ちょくちょく占ツクを覗いているのですが、今自分と同じ年代で占いツクールを見ているのは私だけなんじゃないか?と、ふと思ったりもするんですよね(笑)そんな思いを抱きながらこの作品に出会えたのですよ(^o^) (2022年8月16日 21時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントすごく嬉しいです!そして年齢がおそらく近しいということですごく親近感が湧いてしまいました、、、涙 自分が納得できるまで今書いてるストーリーを書き進めていきたいなと思います 今後ともよろしくお願いします! (2022年8月14日 19時) (レス) id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様初めまして!私もノボリが好きで偶然この物語に邂逅しました者です。ずっと昔に作り投稿していたと仰られていましたが、拝読している私の年齢も20代後半になりました。この作品を作り続ける事に感謝します。これからも楽しみに読ませて頂こうと思います(^o^) (2022年8月14日 16時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紗也(#°v°#) | 作成日時:2022年7月29日 11時