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―カ「___この色もいいわね。」
あ「___。」
カ「うーん、この色も捨てがたい...」
私とカミツレさんはカフェをあとにすると、期間限定の浴衣販売コーナーで浴衣を見ていた。
今カミツレさんが真剣に私の浴衣を選んでくれている。
あ「あの、カミツレさん私...やっぱり浴衣いいですよ。」
カ「えーどうしてそんなこと言うの?すごく似合うよ、Aちゃん。」
あ「___私、昔からその...友達、幼馴染一人しかいなかったし、人前に出るのも苦手だったし...
だからその、自分自身に自信がなくて...」
カ「___自分自身のこと、可愛いって思ったことないの?」
あ「___。」
カミツレさんがそう問いかけると、私は俯いて頷く。
私は...人前に出るのが苦手だ。
昔からこんな感じだから友達もまともにできなくて、自分に自信がなくて...
だから、カミツレさんが羨ましい。
すごく綺麗で堂々としてて、私とは別の世界で生きる人だ。
そんなカミツレさんが私にこんなに良くしてくれるのは嬉しいけど...
カ「___Aちゃん、顔上げて。」
あ「___。」
カミツレさんがそう言うので私は顔をあげる。
すると、カミツレさんは両手で私の頬に手を添える。
カ「___Aちゃんは可愛いよ!とっても。」
あ「カミツレさん...」
カ「勿体ないよ、顔立ちも綺麗でかわいいのに...ずっとそんな顔で俯いてたら、本当にそんな顔になっちゃうわよ。」
あ「え、ええ!!」
カ「___だから、ずっと笑っていましょうよ。Aちゃん。」
カミツレさんは私をまっすぐ見つめ、綺麗な笑顔を作る。
あ「カミツレさん...」
___カミツレさん、本当にいい人。
私も、少しずつでいいから彼女みたいに自信持てるようになりたいな。
あ「___はい、ありがとうございます。カミツレさん。」
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mofu - 紗也(#°v°#)さん» 占いツクールのサイトって、一時期忘れて、又唐突に思い出して見に来ます(笑)続編気になります!(*^^*)楽しみにしながら少しずつ拝読させてもらってます(^^) (2022年8月20日 15時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» 私もちょいちょいみに来るんですよー!そしてまた書きたくなってしまって書くという、、、笑 偶然の出会いに本当に感謝です!ありがとうございます!番外編で終了のつもりが続編検討してるバカですww (2022年8月18日 13時) (レス) id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也(#°v°#)さん» 返信ありがとうございます!自分は最近又ちょくちょく占ツクを覗いているのですが、今自分と同じ年代で占いツクールを見ているのは私だけなんじゃないか?と、ふと思ったりもするんですよね(笑)そんな思いを抱きながらこの作品に出会えたのですよ(^o^) (2022年8月16日 21時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントすごく嬉しいです!そして年齢がおそらく近しいということですごく親近感が湧いてしまいました、、、涙 自分が納得できるまで今書いてるストーリーを書き進めていきたいなと思います 今後ともよろしくお願いします! (2022年8月14日 19時) (レス) id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様初めまして!私もノボリが好きで偶然この物語に邂逅しました者です。ずっと昔に作り投稿していたと仰られていましたが、拝読している私の年齢も20代後半になりました。この作品を作り続ける事に感謝します。これからも楽しみに読ませて頂こうと思います(^o^) (2022年8月14日 16時) (レス) id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也(#°v°#) | 作成日時:2022年7月29日 11時