77,「双子」 ページ33
『いやーごめんな?ペニー〇イズと間違えるなんて』
「ホントにな。ふざけんなカス」
「兄ちゃん口悪いよ……!」
あの後、二人にお茶を出して謝罪をした。勿論内容はペニー〇イズと間違えた事についてである。
そして話してみたらニコニコしてるナホヤ君が息を吸う様に暴言を吐き、青筋を浮かべているソウヤ君が気遣いをしてくれる子だと分かった。
ホントに面と表情が合っていないとは正にこの事。普通逆だろ。
『あ、もう知ってるとは思うが改めて。私は蘭A。宜しくな』
「は、はい、宜しくお願いします」
「とっくに知ってるっつーの」
「兄ちゃん……!」
てかマジでナホヤ君口悪いな。双子?なんだろうけどソウヤ君とは正反対だ……ある意味スゲェ。
けど不良とはいえやっぱり暴言ばっか吐かれんのは怖いし心にくるな。春千夜君もそうだったけど。
『ナホヤ君、可愛い顔してんだから暴言ばっか吐くなよー、勿体ないぞ?折角可愛いのに』
「………………あぁん?何言ってんだてめー」
『ソウヤ君は全部可愛いよなぁ、謙虚で気遣いできて可愛くて可愛くて』
「い、いえそんな、」
「無視すんなやコルァ!!!」
あ、怒られた。笑顔のまま怒鳴ってくるからもうこれが怖いのなんの。マジでさあ。
『だからソウヤ君とナホヤ君は可愛い顔してるんだって。けどなぁナホヤ君。君は怒ると怖くて折角の可愛い顔も台無しだ』
「…………男に可愛いとか、馬鹿じゃねーの?」
『ほらそういう暴言だぞナホヤ君。言ってるそばからすぐ悪態つくんだからー』
「うるせーよ!!!」
「ちょ、兄ちゃん………!」
うん。その毒舌は直らないという事を知った。
………そうか……ナホヤ君は毒舌という名の不治の病にかかっているんだな。
「なんか今超絶貶された気がする叩かせろ」
『待て待て待て待て』
「本当に兄ちゃんそろそろダメだってば女の人相手に……!!」
『ソウヤ君結婚しようか』
「えぇ!?」
「いやまずやらねぇワ」
ー
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愛\(??)/(プロフ) - 続きが楽しみです!! (9月8日 16時) (レス) @page37 id: 1f94bf8b32 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です最強です文才天才すぎですめちゃくちゃ好きです、、お手隙の際に更新してもらえたら嬉しいです!!完結までついて行かせてください! (2023年1月20日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 可愛いのとか、弟にしたくなるきもちわかります!こんなにも私が望んだ作品はないです!!ありがとうございます!!これからも更新頑張ってください (2023年1月2日 2時) (レス) @page33 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新ってしないんですか?私、この小説が大好きです! 更新待ってます!!!! (2022年7月24日 1時) (レス) id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃ - サーモン……!!寿司ネタのサーモンは苦手ですけど、塩焼きの鮭なら大好きでありますわ!!!なので……続きをお恵みくださいまし………ガハッ… (2022年7月16日 19時) (レス) @page40 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年8月4日 22時