66,「切替」 ページ22
春千夜君はめちゃめちゃ楽しそう。
私からしたらめちゃめちゃ恥ずかしい。
『っ、』
「あー、どうしたら良いのか分かんねーって感じの表情だなァ………いーじゃん」
良くない良くない。だって、なに、えっ私これどうすればいい訳?つーか春千夜くんやり過ぎじゃね?どういう状況なんだこれは??
思考回路がぐるぐると回る。が、回答は出ない。戸惑っていると……
春千夜君の指先が、太ももを掠めた。
『______のっ!!?』
「………………の?」
瞬間ぞわぞわぁっ、として春千夜君をあまり無い力でトンッ、!と突き飛ばした。
…………だが、少し距離は取れた。
『ぃ、悪戯はよせっ、春千夜君………!!』
「イタズラ、ねぇ?まあ、また会う事になるだろーし今はいいか…………」
『っ、』
春千夜君はフンッ、と鼻で笑ってから離れた。うわ心臓に悪ぃぃぃ…………。
どくどく言う心臓抑えながら後ずさると、にっこー、と効果音が付きそうな笑顔を春千夜君が浮かべて腕を掴んできた。
「………………じゃ、神社行きましょうか!Aさん」
『……オンオフの切り替え半端ないな…………』
「なにか言いましたか?」
『いいえなんでもないです』
やべぇ、今腕めっちゃ強い力で掴まれたんだが。皆聞いた?ギリッて言ったぞ?そのくせ跡とかは付かなそうな痛さだぞ??
「今度は俺の体にしっかり掴まってて下さいね」
『アッ、ハッ、ハイッッ』
また、後ろに座り春千夜君の腰に手を回した。
…………バイクが発進し始める。
今度は先程された事による羞恥と春千夜君への恐怖で全く体付きの事なんて気にならなかった。
.
【結論:春千夜君って怖いなぁ。】
__________
るゆ様、パンピー様、
リクエスト有難う御座いました!
春千夜君にヘルメットを被せられるかスクラップにされたい人生でした有難う御座いました。
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愛\(??)/(プロフ) - 続きが楽しみです!! (9月8日 16時) (レス) @page37 id: 1f94bf8b32 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です最強です文才天才すぎですめちゃくちゃ好きです、、お手隙の際に更新してもらえたら嬉しいです!!完結までついて行かせてください! (2023年1月20日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 可愛いのとか、弟にしたくなるきもちわかります!こんなにも私が望んだ作品はないです!!ありがとうございます!!これからも更新頑張ってください (2023年1月2日 2時) (レス) @page33 id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新ってしないんですか?私、この小説が大好きです! 更新待ってます!!!! (2022年7月24日 1時) (レス) id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃ - サーモン……!!寿司ネタのサーモンは苦手ですけど、塩焼きの鮭なら大好きでありますわ!!!なので……続きをお恵みくださいまし………ガハッ… (2022年7月16日 19時) (レス) @page40 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年8月4日 22時