アンナチュラル〜Another story〜【横暴な彼の素顔】

◯Happiness your story ページ22

三「本当、羨ましいよね〜」

東「でもフラッシュモブとか若い子限定でしょ」

「違うよ！いい年した大人がするからいいんだよ」

三「えーじゃあAもされたいってこと？」

「いや、私は普通でいいんだけど」

東「そもそも、やるタイプじゃないしね〜」

三「普通にプロポーズされて断ってる人が言う言葉かな？」


「あ、そうでした。」


ミコトの友達がキャンドルだけで灯されたチャペルで、ものすごいロマンチックなプロポーズをされたらしい。

普通って言っても、あんな即興みたいな感じは嫌でしょ…誰でも。
せめて、指輪くらい準備してほしい。


東「で、どんなプロポーズならOk出すの？」

「だから、普通でいいんだって！
例えばオシャレなレストランでディナーしてる時に指輪を渡されるとかさ！」


三「えーつまんない！
そんなんでいいの？」

「つまんないかな？
でもさ、系がロマンチックとか…あんまり想像できないよ、やっぱり」

東「確かに。」


それに、本当にしてくれるのかな〜
プロポーズ。


三「あ、そうそうリメンバミー見たいって言ってなかったっけ？」

「見たい！見たい！」

三「ダイニングシネマのチケットもらったんだけど
私行けないから中堂さんと行ってきたら？」

「ダイニングシネマって？」

東「最近新しくできたじゃん！
ご飯食べながら映画見れるところ！」

「あーなんか話題になってたね
でも系とディズニーは…絶対嫌がられる
夕子行けないの？」

東「私異性間交流会〜」

「えー！辞めたらいいじゃん！」

東「私が結婚できなかったら
責任とって老後面倒見てくれるの？」

「いや、そもそも私が先に死ぬ可能性高いよね？」

東「ほら〜！私がぼっちになっても責任取れないでしょ？」


「じゃあ系誘ってみる〜
どこいるんだろ。」



Aどこ?
系保管庫
A今日映画行かない?
系なんのだ?
A秘密
系リメンバーミーだろ

「バレてた。」

三「ダメならろくと行くって言ってみな」

A嫌なら六郎と行くからいいよー
系まだ嫌とは言ってない
Aじゃあ行く?ご飯食べながら見られるんだって
系ぁあ
A帰って着替えたい!
系わかった

東「なんか色気ない会話」

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