検索窓
今日:8 hit、昨日:34 hit、合計:64,147 hit

Kei's story ページ12

「楽しかったね〜
もう少しいたかったけど、ごめんね。」


三「いいよ〜充分楽しかったから」


久「ゆっくり出来ましたね〜」

"よかった"と安心したようにAは笑っていて
思わずその頭を撫でた。

一通りラボに戻して終えた頃

「2人もタクシー呼んだから帰って!」


「六郎、今度こそしっかり送るんだよ?」

合図のように久部の肩を掴んで言っていた。

本当にこのお節介は…

三「私近いから大丈夫だよ?」

久「いえ、送らせてください!」

三「じゃあお願いします」


そんな2人を嬉しそうにAは見ていた。

「じゃあまた明日〜!」

2人が乗ったタクシーをAは見えなくなるまで手を振って見送っていた。

「上手くいくかな〜」

「さぁな。」


「ねぇ、たまには歩いて帰ろうよ」

俺の答えなんて聞かず手を握って歩き出すAに引っ張られ薄暗い夜道を歩いた。


「星のない世界に〜たった一つ真実を見つけたの君の手に触れた日〜」

機嫌がいいのか急に歌い始めた鼻歌は
いつか久部に聞いた
俺の為に書いたというJust your and I

Aの綺麗な声は誰もいない2人の夜道に響いて
心地いい。

「機嫌いいな」

「だってこんな風にのんびり系と歩けるなんて嬉しくて」

繋いでいるその手をブンブンと振り回している

「A」

ちゅっ

その手を引き寄せてキスをした
ポッと赤くなって"系"と俺の名前を呼ぶ姿はたまらなく可愛い。


歩いて20分かかる家までの距離も
Aと歩けばあっとゆーまで
もう見えてくる家。

「あーもうついちゃうね〜」

「またいつでもできるだろ」

「いつでもしてくれるの?」

「当たり前だ」


「ふふっ」

「なんだ。」


「幸せだなって思ってるの!」

「もっと…」


「ん?」

「もっと、幸せにしてやる。」

「うん、一生幸せにしてね」



そう言ったAは背伸びをして俺にキスをした。


___Next

◯Travel Kei's story→←your story



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
204人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

光菜(プロフ) - とても面白かったです!!最後の更新から何年も経ちますが、更新待っていますね(˶'ᵕ'˶) (2022年1月20日 14時) (レス) @page27 id: 994989bbfc (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - いちごミルクさん» ありがとうございます!ちょっとネタ切れで考え中です。すみません。できるだけ早く更新できるよう頑張りますお待ちください(^^) (2018年5月17日 20時) (レス) id: 837f7761f7 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 面白かったです!続き楽しみにしてます。頑張って下さい!! (2018年5月12日 17時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - KANONさん» ありがとうございます!私もまだアンナチュラルロスです。続編みたいですね!これからも更新頑張ります、楽しんでいただければ嬉しいです(^^) (2018年4月25日 14時) (レス) id: 837f7761f7 (このIDを非表示/違反報告)
KANON - アンナチュラル、中堂さんロスでしたがここのお話を読んで癒されてます。UDIメンバーのわちゃわちゃ?シーンも好きですし、中堂さんとのラブラブなシーンも好きです。どちらも想像?妄想できて完結したお話も好きです。これからもたくさん素敵なお話が続きますように‥ (2018年4月25日 0時) (レス) id: 1ebeb777d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:me | 作成日時:2018年4月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。