・ ページ29
阿部side
めめのご飯の配膳に来てすぐふっかが部屋に入って来た
その時の表情は昨日と違って複雑そうな暗い顔だった
めめの事もまっすぐ見れてない感じで、ふっかの口からは一時帰宅の中断
俺も何も知らなかったからめめと同じでこの場で理由を知るしかなかった
けど、めめが納得するなんてありえなくて、感情爆発してご飯を思っきり床に落とした
今のめめに注意をしても聞いてくれるか分からない
落ち着かせてからのがいいかな
でも、いつ落ち着いてくれるんだろう
目黒「ギリアウトって思ってるのそっちじゃん。俺は大丈夫だもん。だから帰るっ！！」
深澤「出来ないの。帰れない。帰せないよ、めめ。」
目黒「しらないっ！！」
阿部「めめ、今日じゃなくてもまた頑張ったら帰れるよ？」
目黒「いつ？言ってよ。今日までたくさん頑張ったのに、楽しみをとりあげないでよ！！」
深澤「とりあげてない。めめ、元気になったらまた帰れるから今回は無理だったの。」
目黒「無理じゃないっ！！無理じゃないってば(泣)」
目からたくさんの涙が溢れて止まらないめめ
阿部「めめ、大丈夫。」
目黒「やだっ、帰る。どいて、俺帰れるもんっ！！(泣)」
そう言ってまとめた荷物を持って部屋から出ようとするめめ
急いでふっかがドアの前に立って俺はめめから荷物を取って止める
阿部「めめ、ダメだよ。」
深澤「勝手に許可なく帰れるわけないでしょ。」
目黒「ふっか、どいてっ！！(泣)」
ふっかをドアから離そうとするめめ
阿部「めめ〜、落ち着かないといけないよ。ほら、そんな事しない。余計帰れないよ？」
目黒「帰れるってば、邪魔しないでっ、うわぁぁ"(号泣)」
深澤「阿部ちゃん、悪いんだけどめめが落としたご飯片付けてもらっていい？後で新しく持ってきてあげて。俺はめめ見とくから。」
阿部「え、でも１人で平気？誰かヘルプ呼ぶ？」
深澤「言いたい事結構言って泣いてるからもう衝動的行動はないと思う。大丈夫、ありがと。」
ふっかが切なそうに笑った
ふっかだって元気に帰してあげたかっただろうけど、出来なかった自分にたくさん思う事があるんだろうな
めめ以上に泣きたいのかもしれない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 383人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春姫(プロフ) - リクエストは雪どけの病棟２のボードにて受付中です^^ (2023年4月5日 20時) (
レス) id: 62ae9e4928 (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - アンナさん» リクエストもらえて助かってます(泣)是非また書かせてくださいね^^ (2023年4月2日 12時) (レス) id: 62ae9e4928 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - リクエスト書いて頂き有難うございました！また是非宜しくお願いします😆 (2023年4月2日 10時) (レス) @page41 id: 1e4f496b18 (このIDを非表示/違反報告)
春姫(プロフ) - りりさん» リクエストありがとうございます！出来るだけ検査中の描写を詳しく書けるように頑張ります(泣) (2023年4月2日 9時) (レス) id: 62ae9e4928 (このIDを非表示/違反報告)
りり - めめ（小学生）が骨髄穿刺で暴れて固定されて号泣の中頑張るお話が読みたいです。医者はふっか、抑える看護師はラウ・阿部ちゃん・康二くんでお願いします。検査中の描写が詳しいとありがたいです！よろしくお願いいたします。これからも更新楽しみにしてます！ (2023年4月2日 7時) (レス) id: 644e6bb056 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春姫 | 作成日時：2023年3月19日 14時
