年下のアイツ（きょもほく） ページ7
気になる年下のアイツは、
美形でイケメン。
とんでもない色気がある。
魅惑的で誰もがアイツに惹きつけられる。
陰キャラ、不憫キャラな時もあるけど結局カッコいいし、更に頭もいい。
でもホントは誰よりも甘えん坊で繊細で不器用だったりする。
見た目と中身のギャップったら…。
アイツにだけは負けたくない。
俺は年上なんだ。
芸歴も俺の方が長い。
アイツはライバル。
でも、ある日アイツが一人で泣いてる姿を見てしまった。
きっと部屋に一人だったから油断したんだ。
「…北斗、泣いてるの…？」
「な、泣いてなんかいない！」
アイツは、涙を隠すためにサッと俺に背を向けた。
一瞬見たアイツの涙の顔。
切なくて、可哀想で…たまらなくなった。
俺はアイツを抱きしめた。
「俺以外にいないから、大丈夫」
「な！…や、は、離せよ！」
「泣けばいいじゃん、俺が隠してやるから。そんな時も必要だよ？」
年下のアイツは…震えてて。
抱きしめた肩が前より細くなってた。
悩んで、努力して…でも上手くいかない。
そんなやるせなさと、悔しさが伝わってきた。
「北斗？落ち着いた？」
「あ…ごめん」
俺はアイツが落ち着くまで抱きしめる事しか出来なかった。
「シャツ…濡らしちゃった。ごめん、今度買って返すから…」
そんな可愛いこと言っちゃうんだ？
「そんなのいいよ、でも…北斗？顔上げて俺を見て？」
目が涙でうるんで、いつもより弱々しくて、上目遣いで俺を見上げてきた。
なんだよ…そんな顔見せるの反則だ。
「んんっ…んぁ……？！」
チュッ
俺はアイツの唇に惹きつけられるように、キスしていた。
「北斗？甘えてよ。頼ってよ…俺、一応彼氏なんだから」
そう、俺たち実は付き合ってるんです。
「……ムリ…」
「なんでよ？！」
「だって！3日前から付き合い始めたんだもん、そんなムリ！」
北斗は恥ずかしいのか、また俯いてしまった。
「北斗？帰ろっか、今日うちに来ない？」
今日は一緒に居たくなって思わず誘ってしまった。
「うん…いく」
ポツンと呟いた北斗が可愛くて。
「じゃあ、行こう」
俺は北斗に手を伸ばし、その手を握り締めた。
気になる年下のアイツ。
イケメンのくせに不器用で。
無自覚に色気振りまいてる。
でも誰よりも繊細で傷つきやすい。
傷つきながらも孤独に努力する姿は敵わない。
悔しいけど…
そんなアイツを守りたい。
甘えさせたい。
アイツは、俺の可愛い恋人になった。
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おゆまる(プロフ) - モモさん» こちらこそ…リクにお答えできずごめんなさい(＞人＜;)今手掛けてる作品が多くて…申し訳ありません。 (2020年11月10日 6時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - リクエスト何度もしてしまってごめんなさい。お忙しい時に申し訳ありませんでした。メッセージありがとうございました。 (2020年11月4日 18時) (レス) id: fc4a04495a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - モモさん» 読んでいただきありがとうございます(o^^o)リクはなかなか書けていないのが現状でして…難しいかもしれません…本当にごめんなさい(＞人＜;) (2020年11月3日 18時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。今日失恋しましたが好きなのですが、この二人の続きや樹視点も読んでみたいのですが、リクエストしてもいいでしょうか？もしよければお願いします。裏要素はありでも、なしでもどちらでも書きやすい方で大丈夫ですので。 (2020年11月1日 1時) (レス) id: b6ce095fea (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - はるさん» そう言って頂けて…嬉しいです。書く意欲が湧きます！（嬉泣）いつもコメントありがとうございますm(_ _)m (2020年6月11日 14時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年5月4日 1時
