４２ お城 大我side ページ44
「ねぇ…大我…聞いてもいい…？」
北斗が不安そうに瞳を揺らしながらそう聞いてきた。
なんだろう…？いつもと違う感じの北斗。
北斗が突然クルリと背を向けてしまった。
「北斗？なんでそっち向くの？顔見せて？」
「…なんか大我の顔…見れないから。いいの。このまま質問してもいい？」
俺の顔見れないって…一体何？！
「大我ってさ、大切な人…いるの？」
聞きたいことって、そういう質問なの？！
「うん、いるよ…」
「…その大切な人のこと…好き、なの？」
もしかして…俺が北斗のこと好きだって気がついた？！
「…！好きだよ」
「…！！」
後ろを向いている北斗の肩がピクリと動いた。
「もしかして…その人と結婚とかしちゃうの…？」
「そうだね、したいと思ってる。その人が俺を好きになってくれたら…直ぐにでも結婚したいよ。でも、今は俺を好きになってもらえるまで待ってるところ…」
俺は北斗に気持ちが届くようにと、心を込めて語った。
俺が結婚したいのは北斗だけだよ。
「そ、そうなんだ…。大我に好きだって思われてるなんて…その人さ、幸せだね」
その人って北斗のことだよ。
もう分かってるんでしょ、北斗？
もしかして、俺の気持ちを確かめてる？
「そう思ってくれてるかなぁ？でもまだ、その人に好かれてるか分からないから。嫌われてはないと思うけど…」
不安だよ…俺は君に好かれている…？
「そ、そうなんだ…大我なら大丈夫だよ。カッコいいし、優しいし、きっと大我のこと、す、好きだと思うよ」
え…？！
今、北斗…好きだって言ってくれた…！？
「もし俺と結婚したら…凄く大切にして、幸せにしたい。愛してるから…」
ギュッ…！
北斗の突然の告白に愛おしさが溢れて、思わず後ろから抱きしめてしまった。
北斗の顔を見たくて振り向かせようとしたんだけど、
「今日は…一人で寝たい…」
と俯きながら弱々しく言われてしまった。
急に力なく肩を落とした北斗。
体調が悪化したのだろうか…？
北斗の告白に有頂天になっていたが、今は北斗の体調がとても心配になった。
そういえば今日は食事も食べれなかったんだよね。
北斗…やはり顔色が良くない…。
俺は北斗を促しベッドに寝かせた。
「北斗…ゆっくり休んでね」
心配だけど…今夜は君の希望通りにしよう。
気持ちを重ねて愛を確かめ合うのはまた明日にしようね。
だから北斗、早く良くなってね。
俺はそっと部屋を出た。
※ああぁぁ…2人はすれ違い(◞‸◟)泣
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おゆまる(プロフ) - 名もないさん» 早速なおしました！教えて頂きありがとうございました！ (2021年9月18日 18時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
名もない - 36お城の「練習しようよ」が「練習ようよ」になってます！ (2021年9月18日 17時) (レス) id: 41a47282a9 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - リおさん» コメントありがとうございます！めっちゃ面白いって言っていただけて嬉しいです(o^^o)他のお話も読んでいただいてるんですね、嬉しいです！更新は不定期になりますが頑張ります！ (2020年6月8日 9時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
リお(プロフ) - めっっっちゃおもしろいです（ ; ; ）更新頑張ってください…！おゆまるさんの作品全部大好きです…！！ (2020年6月3日 21時) (レス) id: 1a67c38f2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - 腐女子ちゃんさん» いつもコメントありがとうございます！ほくちゃん…初恋に戸惑ってます。すれ違いってツラいですが、ほくちゃんには最後は幸せになってもらう予定です！ 更新頑張ります(o^^o) (2020年5月31日 16時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年4月5日 23時
