42period ページ44
何にぶつかったか気づいていないのかキョロキョロと周りを見回すお父さん。おーい、下下。下に居ますよー。
そんなあたしの心の声が聞こえたのかお父さんは下を見てテツの存在に気づき、目を見開いていた。その後すぐに面倒くさそうな元の表情(失礼)に戻り、テツのことをヒョイっと抱き上げた。
パパ「マータコドモデスか。ダメですヨボク。コドモがコートに入っちゃ。」
大我がプルプルと肩を振るわせているのを横目に担がれてるテツを見る。…わかるぞテツ。子供扱いされる屈辱があたしにはものすごくわかる。だいじょーぶ、大我の脇腹にチョップ入れとくから。
そしてお父さん!!!テツやらあたし達やら帝光の皆ひっくるめて今全員を敵に回したからな?!?!
お父さん達がベンチに戻っていき、テツはイラッとした顔(真顔)正直、色々イラッとしました。と言った。
火神「何気に負けず嫌いなとこあるよな、お前。んじゃまぁ、子供怒らせると怖いってこと、お父さんたちに教えてやるか!」
…待って大我もあたし達のこと子供扱いするの??(困惑)
ーー
大我が練習の成果が発揮され、いつもよりもっと高くなったジャンプでお父さんを封じ、テツのミスディレクションもバッチリ決まり、最終的には79対67で誠凛が勝った。2回戦進出!!
あたし達が着替えなどを終え、移動しようとするとお父さんが近づいてきた。そして大我の前に立ち、
パパ「まけたヨ。ボクたちのブンマデ頑張ってクダサイ…」
と言ってきた。おお、いいとこあんzy「ナンてユーカ!バーカバーカ!つぎはマケナイ!!」…いやお前が子供じゃん。
ーー
-高尾side-
高尾「ったく、今日も見たいとか、お前同中のアイツにどんだけ注目してんだよ。」
またもや真ちゃんに呼び出され、ジャンケンに負け、リアカーを漕ぎながらそう問いた。…真ちゃんがそこまで肩入れするなんて珍し〜。
緑間「違うのだよ。ただ留学生というのがどんなものか興味があっただけだ。」
高尾「留学生〜?興味あんのは誠凛の方じゃねーの?」
フンッと鼻を鳴らし、そっぽを向く真ちゃんをニヤニヤしながら横目で見た。…ってか俺も誠凛にちょっと興味湧いてきたし、上がってこいよ〜誠凛。
あ、そういえば
高尾「なぁ、」
緑間「なんなのだよ」
高尾「俺一目惚れしたかもしんねーわ。」
緑間「はっ?!」
色んな意味で興味湧いたんだわ。選手にもあの夕景の華の、笑顔にも。
高尾「ハハッ、戦う時が楽しみだぜ、誠凛。」
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ!普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます!明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします! (2022年5月6日 9時) (レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです! (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年3月17日 22時