40period ページ42
相田「だからこのお父さんを…聞けよっ！！」
"お父さん"という言葉に反応し、肩をプルプルと震わせる皆(あたしも)にリコ先輩はツッコむ。
…会った時お父さんって呼んでみようかな(絶対出来ない)
そのお父さん(笑)は身長が高いだけでなく、手足も長く、高いの一言に尽きるらしい。たった1人、留学生の介入でチームは完全に違うものになっているらしい。お父さん(笑)の説明を聞いてシーンとなる皆。
相田「あのね、だから何もしない訳ないでしょう！って訳で、火神くんと黒子くん、明日から別メニューよ。」
予選本番は5月16日。弱音を吐いている暇なんてない。あたしも、皆も気合いを入れ直した。
ーー
トーナメント表が配られて数日。今日も今日とてあたし達は練習に明け暮れていた。
伊月「Aちゃん、ここテーピングお願い出来る？」
『はい！』
あたしがノートに今日の練習についてのことをメモしていると俊先輩がそうお願いしてきた。…軽めの突き指。俊先輩の指だと…うん、テーピングの締め具合はこれくらいかな。
『おっけーです！どうですか？』
伊月「お、ありがとう。へぇすげー動きやすい。テーピングすると少しは違和感あるはずなのに…全然ないわ。」
テーピングをやり終え、俊先輩がその手をグーパーしながら驚いたようにそう言った。
『テーピングはあたし大得意なんですよ』
褒められたあたしはにへらと笑いながらそう言った。そう、あたしは怪我の具合とそれによって変わるテーピングの調整が得意なのだ。これでも一応帝光でバスケ部支えてきてるし、これだけは誰にでも勝てると思ってる。
ふと視線を感じてその視線の方を見ると俊先輩がじっとあたしを見ていた。
『なんですかー？あたしに見惚れてました？』
なんてふざけて言うと、
伊月「え、いや、それよりさ…」
『』
え、それよりって何。(真顔)
あたしの顔に見惚れるわけないって？いや知ってるよあたしの顔に見惚れる要素ないことくらい！！(違う)でもそれよりって言わないでよ！！あたし泣くよ？！(キレ)
あたしがムスッとしていると、俊先輩はまだじっと見てきていて、なんですか！！！とキレ気味に言うと
伊月「Aちゃんの目の色、オレンジだったっけ。」
『へ？オレンジ？』
あたしの目の色は茶色だ。…光の加減かな。
『いやいや、あたしの目の色は茶色ですよ。多分光の加減でそう見えてるんですよ』
伊月「そっか」
伊月(確かに今オレンジ色だったんだけどな。)
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ！普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます！明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします！ (2022年5月6日 9時) (
レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです！ (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年3月17日 22時
