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A〜Dまであるブロックの中で各ブロック1位が決勝リーグへ。そしてその中からたった3チームのみが出場できるインターハイ。300校以上のチームの中からたった3校。
その極わずかな枠を勝ち取らなければならない。その枠を勝ち取るまでにどれだけの努力をしてきたか、それが試される。
その枠に挑むための、あたし達の1回戦対戦相手は新協学園というところ。
相田「ただいま〜」
日向「監督帰ってきたな。」
あたし達がトーナメント表を見ていると、リコ先輩が帰ってきた。
「海常の時はスキップしてたけどしてねーな。」
「監督、今日はスキップとか…」
相田「するか!!」
スキップしてないと言う部員たちの方をバッと向いてイライラを表情に出しながらそう言った。まぁあれは練習試合だし、今回は負けたら終わりの本番。ヘラヘラしてられないもんね。
『おかえりなさい!リコ先輩!』
相田「Aちゃんっ!」
あたしの声にハッとリコ先輩が振り向き、ガバッと抱きついてきた。これがもう通常運転かのように部員たちは何も突っ込まなくなってしまった。そういうあたしもこれが通常の距離になってるんだけど。
日向「…にしても機嫌悪ぃな。強いのか?相手。」
相田「ちょっと厄介な選手がいるのよ。」
順平先輩からそう聞かれ、あたしから離れながらそう言った。そしてリコ先輩が携帯を出した。
相田「とりあえずビデオは後で見せるとして、この写真見て。」
リコ先輩の携帯を順平先輩が受け取り、そこにあたしたちも集まる。そこに映っていたのは…あたしが猫を抱っこしている姿。
『え?!いつ撮ったんですかコレ!!!』
「「かわいい。」」
『皆さん?!』
ごめん次。というリコ先輩に近づいて、いつ撮ったんです?とコソッと聞くと
相田「へ?Aちゃんの写真持ってるのなんて当たり前じゃない。(微笑み)」
とサラッと言われた。…えこれストーカーになったりしない?あたし生きていけるかな(震え声)
あたしの写真押収事件についてはさておき、その選手の名はパパ…?うん、セネガル人らしい。…覚えてないのって?無理だろ、1度言われても長いから覚えられないんだよっ!!(逆ギレ)
日向「セネガ…っデカ!!!」
伊月「ありなの?!」
やはりみんな思ったことは同じらしい。大我においてはデカいだけじゃん?と平然としている。
そして名前を覚えられないのはあたしだけじゃなかったらしい。最終的に決まった名前は
黒子「お父さんで。」
『ブハッ!』
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ!普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます!明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします! (2022年5月6日 9時) (レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです! (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年3月17日 22時