11period ページ13
火神「もういいって…なんだそれおい!!」ｶﾞｯ!
急に火神くんが怒鳴り、1年の選手の胸ぐらを掴んだ。あーあ、カッカしちゃってる。空気悪いなぁ。
あたしはベンチから立ち、火神くんの方に向かった。あ、テツも来てる。
黒子「落ち着いてください。」ｶｸｯ
火神「?!」
テツ…落ち着かせるために膝カックンて。
見事に引っかかってる火神くん面白すぎ。
火神「テメ…」
『だぁから落ち着けって！』ﾊﾞｼｯ
火神「ｱﾀﾞｯ！…こんのやろ」
あたしはキレそうになってる火神くんの背中を思いっきり叩いた。あり？逆効果だった？
最終的にはギャーギャーと火神くんがあたしとテツにキレ始め、それを宥める1年生たちというカオスな状況ができてしまった。
その状況が一段落した時、あたしはテツにそろそろ出してもいいんじゃない？と言うとテツもそう思っていたらしく、これからです。僕を見ててくださいね。と拳を出してきた。コツン、と音が鳴り拳を重ね、当たり前と返した。
テツが本領を発揮して流れはガラッと変わった。もう一度テツたちの方に流れが来たのだ。よしよし。先輩達ビビってるビビってる。あたしが皆のテツへの反応にニヤニヤしているとリコ先輩が近づいてきて、Aちゃん、これって…と聞いてきた。
『これはいわゆる手品みたいなものです。例えば、ここにボールがあります。リコ先輩はあたしを見ていてくださいね。』
そう言ってあたしはボールを上に投げた。
するとそのボールが上がるのと同時にリコ先輩はそれを目で追った。
『ほら、もう見てない。』
そう言うとリコ先輩はハッと目を見開いた。
『テツはこれをずっと持続させることで自分の存在を薄くし続けて、ボールの軌道が変わったように見せてるんです。』
相田「つまり、黒子くんって…」
『えーと、キセキの世代とやらの名前の中で言うと幻の
説明が終わって、試合に目を戻すとあと1点でテツたちが勝てるところまで迫っていた。あ！テツボールとった！でもこれ…ｶﾞｺﾝｯ
やっぱり………。
火神「ちゃんと決めろタコッ!!」ｶﾞｼｬｧﾝ!
テツが外したボールをそのまま火神くんが決めてくれた。ってことは…
「うわぁぁあ！１年生チームが勝った!!」
テツたちの勝利だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ！普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます！明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします！ (2022年5月6日 9時) (
レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです！ (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年3月17日 22時
