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與「…なかちゃんと、直也くんから聞いた。ほんまによかったわ、」
日「不幸中の幸いって感じ、明日のことは何も問題ないから。」
與「日高も、…大丈夫なん？」
日「まぁね、外傷はあるけど支障はないから。」
與「…、ちょっとAと話したいねんけど、大丈夫？」
日「はいはい、あんまり遅くならんようにね。」
與「ん、ありがとう。」
なにも言わない私の頭を撫でて、
エレベーターがある広めの空間から
抜けていくだっちゃんの背中を眺める。
大きく見えたその背中、
ありがとう、と一言告げて。
與「A、」
「うん、…ごめん、」
與「ごめん、…ちゃうわ、心臓止まったかと、思ったわ」
「にっしーから聞いた、真司郎こそ大丈夫なの。」
與「大丈夫やないわ、ほんまに、どうしようかと、思って、…帰ってきたと思ったらなかちゃんと直也くんで、帰ってこないんかと、」
「ん、」
與「…ほんまに、よかった、」
ぎゅ、と抱きしめられる。
真司郎の顔を見て、痛かったはずの腕より、
胸の奥が痛くなった。
「だっちゃんが、怪我したのも、私のせいだし、…リハも途中で止まっちゃったでしょ、」
與「…、そんなこと気にしてたん、」
「そんなことじゃないよ、…私の不注意だから。」
與「やからか、」
「ん？」
與「ちょっときて、」
小さくため息をついた真司郎は、
私の腕を引いて、
廊下の端にあるベンチに座らせる。
隣に腰を下ろした真司郎は、
私の髪を撫でると、顔を眺めるように耳に髪かけて、緩く笑った。
與「直也くんが、Aをよろしくって言うてん。何でかわからんかったけど、…Aがこんな状態なの、わかっててんやな、」
「こんな状態、ってなに、」
與「どうせ、自分のせいやってなってんの。直也くんわかってたから、俺に言うたんやな。」
「…、だって、っどう考えたって、私がもっと注意してれば、だっちゃんだって、みんなのリハだって途中で終わらなかったんだよ、」
與「俺は、2人の落ちるところ見たけど、本当に心臓止まるかと思った、けどAのせいなんて思わんかったし、…日高やって、そう思ってはないはずやろ？」
「…誰のせいでもない、って言ってた、」
與「俺もそう思う、誰も責められん、…事故やったんやから、」
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ゆう - 読んでてメンバーがこんな事言いそうとか共感して時間忘れて読んじゃいました！ これからも頑張って下さい！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 更新お待ちしておりましたよ！気軽に描いてくださいね (2019年6月2日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(*´∀｀)今後もよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ＥＹさん» いつもありがとうございます(｀▽´)これからもよろしくお願いしますっ＊ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)更新ゆっくりで申し訳ないです、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年2月18日 19時
