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るぅとside


約一時間ぐらい経って
やっと作業を終わらせることが出来た。

椅子に長く座っていて
ベッドにダイブして大きく伸びをする。


「(…そういえば誰か来てたような…)」


……!きみくんの存在を忘れてた!

急いで部屋から出て
リビングからギターの音が聴こえる。
しかもスゴく上手い。

……まさかきみくんが…?

リビングへ来てみると…。


「…何してるんですか……」


「え?あ………演奏」


そこにはスマホで大音量に
ギターが流れている音に乗って

激しく僕のギターを引いてる
きみくんの姿。

実際引いてたのは動画の方で、
きみくんが引いていた訳では無かった。


「これ結構楽しくてさ。
ライブだと思うとめちゃくちゃ楽しい」


「よ、良かったですね…」


汗を垂らしながら言うきみくんに
苦笑いをしてしまう。

「あれ?作業終わったの?」と
きみくんに聞かれたので、

「一通り終わりましたよ」と返す。


「……暇になったので、
今からきみくんに
ギターの基本から教えます。」


僕がそう言うときみくんは
少し面倒臭そうな顔をする。


「え、俺そっちより
さっきやっていた方が好き」


「基本から学ばないとギターは引けません。
まずは簡単なEmコードからです」


「え?本気?」と言うきみくんを無視し、
コードを押さえるよう指示する。

Emコードを押さえ、
ピックを持たせ、引かせてみる。

すると綺麗な音が流れる。


「あ!出来てます!上手ですね!」


「るぅとくんに褒められると照れるな」


頬を赤らめながら嬉しそうにするきみくん。

次のコードに移ろうとすると
突然きみくんは立ち上がり、


「いつか俺もちゃんとギター買って
るぅとくんと一緒に演奏したい!
約束する!」


と自信満々に言ってきた。

少しビックリした僕だが
小指を出して

「言いましたね?
約束破ったら承知しませんよ?」と言う。


「絶対約束する」


きみくんはニヤリと笑って
僕との小指を絡めた。

○ひと休み→←○With root



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KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» (あ…なんかごめん…テヘペロw←キモ) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう!(´;ω;`)(←何か申し訳ないけどありがとう!) (2020年7月15日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» そうだね…赤くん…だよね。(全然大丈夫だよ!逆にもっとしていいよ(() (2020年7月15日 17時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう(*´ω`*)なるべく無理しない程度に頑張るね!(*^^*)続きってもしかして赤くん…かな?(←疎くてごめんね) (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - 月さん» いえいえ!こちらこそ!ご感想ありがとうございます! (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他2人 | 作成日時:2020年7月10日 19時

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