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○With nanamori ページ6

きみside


「きみくん?急に呼んでどうしたの?」


『…理由って言わなきゃダメなヤツ?』


「言いたくないなら言わなくても良いよ?」


そう言って俺の頭を撫でるなーくん。

俺と同い年なのに複雑な気分だ…。

一応、理由はある。

なーくんは最近頑張りすぎてるから

癒してあげようと思って、
俺の部屋に招待したのだ。


『なーくん。何か食べたいものある?』


「え?食べたいもの?特に無いけど…
今お腹空いてないし……」


『ダメ。俺何か作る』


なーくんが止めようと声を掛けられるも、
俺はそれを無視する。

俺の計画を知らないなーくんは
キョトンとしていた。

冷蔵庫から卵と醤油を出す。

……さっき勢いで作るって言ったけど、

俺の得意料理卵かけご飯だ。

ヤバい…食べてきたのが卵かけご飯とか
カップ麺ばかりだったから

在り来たりに作れそうなのがない…!


「きみくん…大丈夫?俺何か手伝った方が…」


心配したのかキッチンの方へ来るなーくん。

冷蔵庫から卵と醤油しか出してないのを見て
何を作るのか察したのか、

少し苦笑いを浮かべていた。


「もしかして…冷蔵庫それしかないの…?」


『え?まぁ…あとカップ麺くらいかな…?』


戸棚に大量にあったカップ麺を出すと、
なーくんは溜め息を吐いた。


「後で買いに行こうか。
栄養が偏っちゃうから…!」


流石みんなのお母さん。

だけど、なーくんの言葉を聞いて
眉間にシワが寄ってしまう。


『……なーくん、それブーメラン…
とりあえず卵かけご飯とカップ麺
どっちが良い?』


「……卵かけご飯で…」


少し悩んだ結果、

卵かけご飯の選択肢を選んだなーくん。

俺はそれを聞いて張り切って
卵を片手で割ろうとしたけど、

手が白身でぐちゃぐちゃになっていた。

片手で割ろうとするのは早かったみたいだ。

○→←○



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KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» (あ…なんかごめん…テヘペロw←キモ) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう!(´;ω;`)(←何か申し訳ないけどありがとう!) (2020年7月15日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» そうだね…赤くん…だよね。(全然大丈夫だよ!逆にもっとしていいよ(() (2020年7月15日 17時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう(*´ω`*)なるべく無理しない程度に頑張るね!(*^^*)続きってもしかして赤くん…かな?(←疎くてごめんね) (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - 月さん» いえいえ!こちらこそ!ご感想ありがとうございます! (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他2人 | 作成日時:2020年7月10日 19時

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