黄緑担当です。

○ ページ33

*


「ごめん…」


「脱糞部に新入部員来たぜ！」


「うえぇ…」


めっちゃさとみくん嬉しそうじゃん…。

部員にジェルくん居るだけでも
まだマシか……。


「オイコラ！！なにしてんだよ！」


「すいませええん！！！」


第二戦種目を終え、
第三戦種目に移った。


「さあ続いての種目は〜！
「イケメンセリフバトル」！

どちらがイケボで観客を沸かせる
セリフを言えたかで決まります！」


「誰が行く…？」


「イケボと言ったらこの俺だ、俺が行く！」


「頼んだぞさとちゃん！」


「負けたら脱糞部抜けるわ俺！」


「チーム大人組(＋α)からはさとみ！」


こう言うことを思うのはなんだが
どうか負けてくれ…。

脱糞部を抜けさせてくれさとみくん！


「会長…ここは私が…」


「おう！頼んだぞ！」


「チーム生徒会からは副会長莉犬！
それでは最初は莉犬さんからです！」

―――――――


「なにやってんだよさとみ〜」


「お前のせいだよ」


イケメンセリフバトルで
さとみくんが負けそうになったときに

ジェルくんがうんこのセリフを言おうと
言われ、さとみくんは言う通りにするも

呆気なく勝敗が決まってしまった。

まぁ脱糞部は抜けれたから良いわ。


「莉犬！よくやった！
どこかの猿とは大違いだ！」


「当然です！」


「この話僕の扱い酷くない…？」


いよいよ試合も終盤戦を迎える。

最後の種目は「かわいさバトル」。

俺らのチームからはなーくん、
生徒会チームからはるぅと会長。

この一戦で髪の毛の有り無しが決まる。


「ななもりくん、
打ちのめされる準備はできてますか？！」


「それはこっちのセリフだ
サイコパス野郎！」


「フッフッフー、せいぜい吠えるがいい！
僕の可愛さは天下無双だ！」

めちゃくちゃ自信満々じゃん。
これが会長の余裕ってやつか？


「それではバトルスタートです！
まずはるぅとさんから〜！
可愛いセリフまで321どうぞ！」


「も〜〜なんなんですか…？

そんなに近寄られると…

照れちゃいますぅ…も〜〜…//」


響く歓声が耳に残る。
流石腹黒会長。

可愛さってものが分かってる。


「すごい歓声だ！！これが生徒会長！
これが腹黒プリンス！

計算で作られた人工的な可愛さなのに
すごい歓声だ！

さあこの圧倒的な攻撃に対抗できるのか！？」


遠回しにるぅと会長ディスられてない？

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