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○With satomi ページ15

*


「さとみくんは何も分かってない…」


「お前も分かってない」


取り敢えず落ち着こうと息を整える。

俺はもう一回さとみくんに
聞いてみようと口を開く。


「さとみくん………
何で金魚の良さが分からないの!?
可愛いじゃん!金魚!」


「俺は金魚より猫が好きなの」


ゲームしながらポテチを食べて
言うさとみくん。

…何故金魚にハマってくれないんだ……。
あんなに可愛いのに…。

でも、さとみくん家の
ひなちゃんもめっちゃ可愛いけど…。

でもきんちゃんやぎんちゃんだって可愛い!


「何でだよ!さとみくん!」


「のりしお食べる?」


「食べる」


俺もコントローラーを持ち、
さとみくんとゲームをしようとする。

それに気付いたのか
「何やりたい?」って聞かれる。


「俺マリオとあつ森しか出来ん。」


「スマブラやるか」


「さとみくん嫌い」


ゲームソフトをスマブラに
変えようとするさとみくんに
俺はそう言う。

「ほんとは?」って
ニヤニヤしながら聞くさとみくんに

「愛してる」って返したら、

「それは重い」って言われた。

知ってた。


「強いキャラどれ」


「自分の目で見て感じろ」


「ちょっと何言ってるか分からない」


スマブラの強いキャラを使いたければ、

自分の目でどれが強いか見て
このキャラ強そうって感じれば良いの?

……分からない。


―――――――――


「さとみくん何連敗したっけ?」


「連敗したのはお前な」


嘘つきました。

スマブラはさとみくんの圧勝。

勝ったこともあったけど
2.3回しか勝ってない…。

スマブラ経験ありと
スマブラ経験そこまで無いとの

差ってあるよ。

操作しても殆どジャンプだし
何故か落ちるし。


「…そろそろ帰る……。
きんちゃんぎんちゃんにご飯あげなきゃ」


「それも大事だけど
もっと他にやることあるだろ」


呆れながら言うさとみくんに
聞こえないふりをする。

帰ろうと玄関に行き、
靴を履こうとする。

さとみくんはバタバタ走って
リビングに駆け出した。

戻ってくるとひなちゃんを抱えていた。


「最後に癒しをと思って
肉きゅう触らしてやるよ」


「何故に上から目線」


「いいから早く触れって」と
言われ、ひなちゃんの肉きゅうを触る。

ちょっと固いけど気持ち良い感触。


「これで猫好きになれた?」


「猫は好きだけど
やっぱり金魚の方が好きだな」

○→←○



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KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» (あ…なんかごめん…テヘペロw←キモ) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう!(´;ω;`)(←何か申し訳ないけどありがとう!) (2020年7月15日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びた一さん» そうだね…赤くん…だよね。(全然大丈夫だよ!逆にもっとしていいよ(() (2020年7月15日 17時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ありがとう(*´ω`*)なるべく無理しない程度に頑張るね!(*^^*)続きってもしかして赤くん…かな?(←疎くてごめんね) (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - 月さん» いえいえ!こちらこそ!ご感想ありがとうございます! (2020年7月15日 17時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他2人 | 作成日時:2020年7月10日 19時

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