煌めく君に恋をした

波乱の幕開け ページ34

ノアside
ノア「何時からそんな非合理的な事言う様になった」

俺の声が聞こえたのかAが俺の方を見る。

『あ、ノアだ。会いたかったんだよ？“ボク”を一等星にした酷いお人。“ボク”を認めたお馬鹿さん』

違う、そんな笑い方じゃない。

お前はもっと優しく、綺麗に笑うだろ。

なんだ、そのよく分からない顔は。

俺が悪かったのか？お前を見つけてしまったから、お前を認めてしまったから、だからお前はそんな風に笑う様になったのか？

ノア「そんなのお前じゃない」

『“君”にニコニコしてたのも“ボク”じゃないよ？勝手に決めつけんなよ、クソジジイが』

Aに手を伸ばす。

何時もなら俺の手に擦り寄ってくるのに今のお前は俺の手を叩き俺を汚い物を見る様な目で見る。

『要らないよ。優しさも、慈愛の心も何もかも！“ボク”はお前達の操り人形じゃない(言いなりになんてもうならない)！』

怒った様な目付きで俺達を見る。

『居るんだろ？ティターニア(ボクの美しい人)』

？？「勿論、貴方様だけのヘラ(神妃)ですから」

薄緑の髪をした男、ティターニアが部屋に入ってくる。

ティターニア「我が夫、A様此方へどうぞ。皆に挨拶でも行きませんか？」

ティターニアの手が伸ばした手を少し見つめてその手を取ったAを見てよく分からない感情が込み上げる。

ティターニア「では行きましょう。皆貴方様を待ちわびておいでです」

Aとティターニアは2人して部屋を出ていった。

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