恋愛注意報

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「なんだよもう〜…、
びっくりしたんだけど…」







眉を下げる裕太に申し訳なくなって
ごめんね、って掴まれてた腕に触れると
おっきな目を一瞬キョロつかせて、小さく頷いた。









「ていうかなんで知ってるの？
うちの親にですら連絡してなかったのに」


「昼に店に食べに行った時にさっちゃんから聞いた。
だからもう午後の仕事の記憶ないくらい心配したんだからなっ」


「もうそんな子供じゃないんだから
熱くらいで心配してくれなくても、

「ばかっ！心配するからっ！」









ペちっ、て軽くおでこを叩かれて
頬を膨らませて可愛く裕太がオコになった。

こんなに心配してくれて
可愛く怒ってくれて、私はほんとにいい幼馴染みを持ったな〜ってたまにしみじみ思う。









「それにさ………、」


「ん？」









膨らんでた頬を元に戻して
言いずそうにモジモジしながら私を上目に見つめた。









「あのチビっこも一緒に熱出したんでしょ？」


「ちびっこ……、って北山くんのこと？」


「うん、そう。
一緒の部屋に寝たとか寝てないとか……、」








まさかそこまでさっちゃんが裕太に話してたなんて思わなくて
昨日の夜のことをぶり返され、見つめてくる視線に目を逸らした。








「う、うん、まぁ……、」


「まじなの？！
まじで一緒の部屋で寝たの？！」


「いや、でも布団は別よ？！」


「布団”は”？！布団”は”ってなに？！」


「ちがっ、あの……っ、」








さっきまでの勢いを取り戻して
またグイグイ来る裕太に、上手く答えることも出来ず体を引いた。




……ていうか、
なんでこんなにグイグイ責められる感じになってんの。

よくよく考えてみたら、別にいいじゃない。
若干若い子相手だから犯罪じみてるけど。








「何もされてないよね？！」


「さ、されてな………、
「なにー！！その間は！！！」


「違うっ、なんもないっ！！」







・・はず。

一緒に寝てたのは、熱あったし不可抗力だもん。

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