欲しい愛と、知らない恋 ２

９３ 北山side ページ44

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「・・・」








やばかったぞ、まじで。

まじでまじでやばかった。


いや、風呂に誘ったのは俺だけど
手を出すつもりもなかったし
なんならAの照れてる顔可愛いだろうな〜とか呑気な考えだったのに
やっぱ俺もまだまだ男だな。


タオル一枚って破壊力にくわえて
ラッキーハプニングで支えた瞬間に
下乳が思いっきり腕にむぎゅって………、









「っだぁぁーーー！！」









まだ腕に残る感触を吹き飛ばすように
少し濡れてる髪の毛をわしゃわしゃして
扉へともたれかかった。









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「どうすっかな……。」









Aをペットにしてから女と遊んでなかったぶん
想像以上に反応しちゃってるし、

つか、いつから女と遊んでないっけ？









「・・・」









下に視線を向けて確認すると
思わず、ため息がもれた。









「ダメだな、これじゃ……、」









ペットに手を出すわけにはいかない、と
とりあえず今日こうなってしまったのは自分でおさめるとして
何とかこのまま男として枯れないように、女を調達しねぇと。








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”たま、だれか女紹介して”


”は？”


”ちょっと軽く遊べそうな女いねぇ？”


”そんな女の子はいません”







タオル一枚のまま玉にメールすると即レスがきて
ばっさりと断られた。

そんな女の子はいない、って
玉だって結構好き勝手に遊んでるくせに。









”じゃあいいや〜”


”最低。ペットに言いつけるから”


”ばか、やめろ”









最後に、ふんっ！って怒ってるスタンプが送られてくるから
またおっきいため息がもれて、そのまま携帯をまたテーブルへと置いた。








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「今日の夜、耐えれっかな……。」









我慢の限界が来たら
ペットを襲うのも、ありっすか？
(誰に聞いてんだ)

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