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「ご、ごめっ…、」
お腹あたりに回された腕と
背中に感じるひろの身体。
いつも一緒に寝てる体勢とそんなに変わらないはずなのに
タオル一枚という隔たりに
どうしようもなく心臓が早くなってく。
「大丈夫か?」
「あ、うんっ、大丈夫!!」
慌てて体勢を整えて浴槽のふちに手をかけようとすると
ぐっ、と身体を引き寄せられてその手は宙をさまよった。
ドクドクドク…、と
まじでのぼせそう、いろんな意味で。
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「すげぇ熱い、Aの身体」
「の、のぼせそうだもん……っ、」
「もっと熱くなることでもする?」
「………へ?」
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もっと熱くなること…?
モットアツクナルコト……。
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「し、しないっ!!///」
「え〜何想像してんだよ〜」
「はぁ?!」
「えっちぃこと考えてたな?」
「ち、違うからっ!!///」
耳元に感じる意図的な低い声とか
決して力を緩めようとしない、逞しい腕とか。
その回された腕からこのドキドキが伝わっちゃいそうで
離れようと試みるも、全然離してくれなくて。
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「あ〜……、やべぇかも。」
「ん?」
「ペットと一線超えちまう。」
「はっ?!?!」
「なーんて、うっそーん。
ほら、上がるぞ」
ザバッ、て私を湯船から上げてくれて浴室の椅子に座らせると
ひろはそのまま脱衣場へと続く扉に手をかけた。
「俺ちょっと出てるからさ
髪とか洗ってから出てくりゃいいよ」
「えっ、でもひろは?」
「身体洗ってほしいならいるけど、
「いいいいい、いらないっ!!///」
「んはは、じゃあ待ってるから洗ってこい」
”床も滑るから気をつけてな”って
最後の最後に優しい言葉をかけられて
パタン、と閉まる扉。
一瞬開けられたその扉に
熱くなってた体も少し冷まされたはずなのに、
・・・ひろの感触も熱も全然消えてくれない。
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はちみつ(プロフ) - アイシュさん» なかなか玉担さんってここでお会いすることってないので嬉しいですヽ(´▽`)/はい♪移行先ではみっくんほどではないですけど、玉ちゃんも重要になってくるので是非よろしくお願いします^^* (2019年1月6日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - moraさん» ひろが優柔不断でグダグダなってしまってるんで、なんとか持ち直したくてじたばたしてます、今( ̄▽ ̄;)笑 フラグカモンですか(爆)では移行先でもかるーくフラグギリギリで頑張ってみますね!笑 (2019年1月6日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
アイシュ(プロフ) - えそうなんですか!!その展開楽しみすぎます!!北玉のお話すごく好きなので、移行先でも読ませてもらいます!(^o^) (2019年1月5日 21時) (レス) id: 9a45185319 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - え?どのへんがグダグダ?まっったくもってグダグダしてないのですが…。そして、わたし個人的にはフラグかもん 笑個人的にですよ?笑おふろからのくだり、最&高だったんですけど♪ (2019年1月5日 18時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - アイシュさん» おお!!たま担さん!!待ってました!移行先でその展開になりつつあります!(ネタバレ笑)玉担さんにもドキドキしてもらえるように頑張りますね♪移行先でもよろしくお願いします^^* (2019年1月5日 15時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2018年10月16日 20時