九十九さんとの会話 ページ7
あれ、みんなのところに行っても恥ずかしくない自分になれてないだけじゃなく、みんなに心配かけてる。
私なんかが迷惑かけてる。こんなのダメだよ。
どうしたら、理想の自分になれる…?
…そもそも私は理想なんて持ってていいのかな。
九十九「あれ、もしかして以前、高専ですれ違った子かな?」
突然声をかけられ、思わずビクッと反応してしまった。
A「あ…えっと…どちら様、ですか?」
九十九「あぁ、ごめんね。私は九十九由基という。特級術師をしていると言えば、わかるかな?」
A「!聞いたことあります。以前夏油くんと一緒にいましたか?」
九十九「あぁ、そうだよ。やっぱり、以前見かけた子だな。名前は?」
A「あ、すみません! Aと言います。準一級術師です。」
九十九「へぇ、準一級なんだ。見かけによらず。」
その時プスっと針のようなものが刺さった気分になった。
九十九「準一級なのに、私がきたことには気づかなかったんだ。まあ、考え事してたみたいだし、仕方ないのかな?笑」
…全て思い当たることを言われ、何も言えなかった。
A「…九十九さんは、どうしてここにいらっしゃるんですか?」
九十九「あぁ、たまたまだよ笑高専の服を着ている子がいたから来て見ただけ。Aは、任務の後って感じかな?」
A「あ、はい。そうです。今から戻るところです。」
九十九「そうか。そうだ、夏油に言った話、君も聞いたかな?呪いのない世界の話だ。」
A「...はい、聞きました。」
九十九「夏油は何か言っていたか?」
A「…非術師を殺し、呪術師だけの世界を作りたいけど、どう思う?と聞かれました。」
九十九「君はなんて答えたのかな?」
A「…私は、夏油くんの気持ちを肯定したりも否定したりもしない。だけど、私たちは今もこれからも夏油くんといたい、と伝えました。」
九十九「ははっ。君はあくまで客観的に、仲間として答えたわけだ。」
A「?どう言う意味ですか?」
九十九「まあ、まだ、分からなくてもいい時期か。」「時間取らせてすまなかったな。じゃあまた。」
A「は、はい。ありがとうございました(?)」
…何だったんだろう。とりあえず戻らなきゃ。伊地知さんに連絡を...。
58人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てんぎつね。 - この作品最高すぎる…!これが求めていた友情だ…! (2021年8月1日 10時) (レス) id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - はるさん» その通りです…。ご指摘ありがとうございます。謝った情報を拡散させないよう、今後設定を練ります。ご指摘、本当ありがとうございました。 (2021年3月14日 11時) (レス) id: 34fd76ba58 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 伊地知さんさしすの二つ下なので車運転できないと思うんですけど (2021年3月12日 20時) (レス) id: d709936c59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:〇こんぺいとう | 作成日時:2021年2月6日 17時