理想と現実 ページ5
だから、3人と距離を置くことにした。任務をたくさん入れて、あまり高専での時間を作らないようにした。報告書はパソコンで済ませて、できる限り高専に戻らないようにした。
三人と肩を並べるように、肩を並べる自分を許せるように。
…だけど、いくら任務をこなしたって、強くなんてなれなかった。
だからその罰として、人間の必要不可欠なことを少しづつ削った。
睡眠を削ると心なしか感覚がはっきりとしていた。
食事を削ると、空腹に意識が向き、無心になれた。
でもそれは一時的だった。やっぱり途中で、めまいや立ちくらみが起こった。
でも、その時だけ、その一瞬の快感、成長したって感じる瞬間が忘れられなくてやめられなかった。
ハリボテの強さだってわかってた、わかってたよ。そんなこと自分が一番わかってた。
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てんぎつね。 - この作品最高すぎる…!これが求めていた友情だ…! (2021年8月1日 10時) (レス) id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - はるさん» その通りです…。ご指摘ありがとうございます。謝った情報を拡散させないよう、今後設定を練ります。ご指摘、本当ありがとうございました。 (2021年3月14日 11時) (レス) id: 34fd76ba58 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 伊地知さんさしすの二つ下なので車運転できないと思うんですけど (2021年3月12日 20時) (レス) id: d709936c59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〇こんぺいとう | 作成日時:2021年2月6日 17時