傑と その5 ページ14
その声で、傑は咄嗟に離れた。
傑「っあ…すまない、突然こんなことして悪かった。嫌だっただろう。」
A「…ううん、嫌じゃなかったよ。だけど、好きでもない人にこんなことしたら女誑しって思われちゃうよ?」
傑「…私は君が好きだよ。言動の順番が逆になってしまったから、信用しにくいかもしれないが…」
A「ぅえ、?」
傑「…心配なんだ、君が。君が、傷つくのが嫌なんだ。社交辞令なんかの心配じゃない。君を守りたいし、1番に君を心配させてほしい。…願わくば…Aに私自身ことも守ってほしい。」
A「そんな、傑を守れるほど、私は強くなんかないよ、まだ硝子の方が断然、」
傑「君は意識していないかもしれないが、実際のところ、私は君に助けられたし、今でも助けられている。…君は、あの件以来の私をすごく気にかけていてくれた。私が口にできないことを、君は察してくれた。…私には、君が必要なんだ。」
A「…ぁ、ありがとう、傑。…今すっごく恥ずかしい、顔から火が出ちゃう…」
そう言って、顔を隠すと傑が言った。
傑「ははっ、君は可愛いな。…本当は今すぐ、私のものにしたいが、君の気持ちを尊重したいから、返事は待つことにするよ。必ず、返事してくれよ?」
A「っうん。わかった。ありがとう、傑。」
傑「あぁ。疲れている君に無理をさせてしまったね、そろそろ医務室に戻ろうか。」
A「あれ?学長の件は…?」
傑「あぁ、あれは君を連れ出すための口実だよ。そんな話はないよ。」
A「ちょっと、傑!その嘘は見過ごせないよ!?」
傑「ははっ、許してくれ。」
そう言った傑は、私の髪を避け、おでこに、そっと口付けた。
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てんぎつね。 - この作品最高すぎる…!これが求めていた友情だ…! (2021年8月1日 10時) (レス) id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - はるさん» その通りです…。ご指摘ありがとうございます。謝った情報を拡散させないよう、今後設定を練ります。ご指摘、本当ありがとうございました。 (2021年3月14日 11時) (レス) id: 34fd76ba58 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 伊地知さんさしすの二つ下なので車運転できないと思うんですけど (2021年3月12日 20時) (レス) id: d709936c59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〇こんぺいとう | 作成日時:2021年2月6日 17時