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岩「 頼れよ。…そんなに頼りないかなぁ、俺って。」
岩「 もうメンバーなんだから、さ。」
岩「 1人で悩むのやめねぇ?」
ごめんな、知ってたのに、すぐに聞いてやれなくて。
いつか言ってくれるだろうと、頼ってくれる時がくるだろうと、淡い期待をしていたのだ。
岩「 ゆっくりでいいから。」
『 … 』
無言で涙を流し始めたAを座らせて、
目線を合わせて、向き合うように俺も座り込んだ。
Aの震える手をそっと包み込めば、
Aはぽつり、ぽつり、と話し始めた。
『 …Snow Manに加入したことは、後悔してないです。』
『 だけど、'要らない'って言われると、自信がなくなるんです。
自分はここにおってええんやろうか、って。』
『 …踊ってないと、考えてしまうから。ずっと、不安で 』
下を向いて話していたAが顔を上げ、俺の目を見つめてはっきりと、言った。
『 そう言ってる人たちに、必要やって、認めてもらいたい。』
岩「 …!」
はっとした。
涙がいっぱい溜まる目は、俺の目を捉えて離さない。
そこから伝わる熱意に、込み上がる気持ちを抑えきれず、
『 照、くん?』
ぎゅっと抱きしめた。
なぁ、ちゃんと、わかってる?
Aが必要だと思ったから、迎え入れたんだよ。
誰が何て言おうと、譲れない。
岩「 必要だよ、Snow Manには。お前が。」
選択肢は他にもあったはずなのに、関西から出てきて、
Snow Manに入ることを決めてくれて、
岩「 ありがとう。」
そう伝えると、嬉しそうに笑ってくれた。
『 はいっ。』
もう1人じゃないよ。
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世界のどこかで もしひとり震えてる夜に
強く抱き締められたら
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non. - みくさん» コメントありがとうございます!作者、丈くんにデレ期で。気合入れてしまいました笑 (2020年1月20日 23時) (レス) id: dd61c5edd7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバすぎ!丈くんカッコよすぎ! (2020年1月20日 18時) (レス) id: e098bf8f94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:non. | 作成日時:2020年1月16日 21時