Jr. 短編集《 キミの夢を見ていた 》

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中「 Aちゃん、お待たせ。待った？」


待ち合わせ場所に着くとすでにいたAちゃん。
早く着くように行った俺よりも早く来ていて、
Aちゃんも楽しみにしてくれてたんだな、と思うと嬉しくなった。


『 めっちゃ待った！』


中「 もー、そこは、待ってないよ でしょ？笑 」


『 ごめんごめん、ほんまは今来たとこ笑 』


衣装はパンツスタイルが多いAちゃんが、今日はスカートを履いていた。
もうね、めちゃくちゃにかわいい。


中「 じゃあ行こっか。」


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『 うみくん！あそこのお店入ってもいい？』


中「 うん、行こ。」


Aちゃんとのデートに選んだのはショッピング。


『 うみくん、レッスン着、お揃いにしやん？』


中「 いいじゃん。みんなに自慢しよーっと。」


『 どんなんがええかな〜 』


待って嬉しすぎて口もとがニヤける。
選んでるAちゃんは楽しそうで、ショッピングにしてよかったと思った。


『 あ！これめっちゃいい！うみくん見て〜 』


そう言ってAちゃんが見せてくれたのは、シンプルなパーカーだった。
白地に、俺とAちゃんの、それぞれのメンカラである緑と水色のロゴが入ったもの。
俺たちのためにあるみたいな服じゃん。笑


中「 ん、貸して？」


『 え？いいよ、そんな、悪いて。』


中「 もーう、遠慮しないでよ。デートしてくれたお礼。」


『 んん、じゃあ、ありがとう。』


ほんとは格好つけさせてほしいだけなんだけどね。笑




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