検索窓
今日:34 hit、昨日:21 hit、合計:53,757 hit

1 ページ20

.


『 はぁーーーー 』


5回目のため息。


目「 Aちゃん、なんかあったの?」


近くにいた康二に聞くと返ってきたのは訳の分からない言葉だった。


向「 あー、まあ、あるっちゃあるけど、ないっちゃない、みたいな?」


目「 待って本当にわからない。… Aちゃーん、」


『 … 無理 。』


秒で玉砕。


深「 ま、そんなに落ち込むことじゃねぇよ 」


誰か教えてよ。ねぇ、ほんとに。どうしたらいいの?
なんで他のメンバーはニヤニヤしているの?


宮「 ほら、A、目黒が困ってるよ 」


『 えっ、ごめん めめ。えっと、』


Aちゃんはダテさんの一言で顔色を変えて俺の方を向く。


目「 なんかしたなら俺謝るからさ。」


『 いや、ちゃうくて、その、』


向「 夢見たんよな?めめの。」


『 う、ん。』


…は?夢?



『 あのね、実は、、』


それは俺が楽屋に来る前の出来事。


__________



深「 おはよー。って、え、何があったの。」


『 ふっかさーん、聞いてくださいよ、』


深「 うん。」


『 めめがどっか行ってしまうっていう夢見てしまって。
あまりにも現実味ありすぎる夢やったから正夢なったらどうしよ、って
もう朝からずっと不安でたまらんくて。』


『 楽屋に来たらめめおるかなって思って早めに来たけどおらんし。
めめになんかあったらどうしよう。』


深「 うん、落ち着け?…ほら 」


目「 おはようございまーす。」


『 あかん、今見たら泣いてまう。』


__________



『 っていうことです。泣いたら困らせてしまうと思って。』


『 ほんまに、ごめんな?』


目「 もーう、そんなことか、よかった 」


ふわりと香る、俺の好きなAちゃんの香水の匂い。


『 ちょ、めめ?苦しい 』


安心して思いの外強く抱きつきすぎたみたい。
だけど腕の力を弱めることはしなかった。


目「 嫌われたのかと思った。」


『 それはない!絶対ない。大好きやで?』


俺には及ばないけど、力強く抱きしめ返してくれた。


目「 うん、俺も。」


ラウ「 え、、めめ浮気?」


向「 浮気?!…俺という人がおるのに、 」


『 浮気ちゃうもん。私が本命やもんな?笑』


すの「「 まじか 」」


Aちゃんは冗談のつもりでも、俺は結構本気だよ?


『 どっか行ったあかんで?』


目「 どこにも行かないよ笑 」


周りはうるさいけど
もう少しだけ、くっついたままでいよう。



いつだって そばにいるよ


.

2→←目黒蓮



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

non. - みくさん» コメントありがとうございます!作者、丈くんにデレ期で。気合入れてしまいました笑 (2020年1月20日 23時) (レス) id: dd61c5edd7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバすぎ!丈くんカッコよすぎ! (2020年1月20日 18時) (レス) id: e098bf8f94 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:non. | 作成日時:2020年1月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。