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宮「 へ？…あ！！」
思い出した。ここは昔、Aちゃんと2人で来たことがある。
まだ高校生だった時。
大阪から東京のジュニアを見学しに来たAちゃんを誘って俺が連れてきたのだ。
『 もーう、私は一度も、あの日を忘れたことはないねんで。』
宮「 そ、うなの？」
『 やって、女やのにジャニーズなんてって言われてた私を、
誰よりも早く受け入れてくれたのはちゃかちゃんなんやで 』
受け入れた、というより、もともと女であることを何とも思っていなかった。
男子に混ざって踊る姿は紛れもなく'ジャニーズ'の咲野Aだったから。
素直にそう伝えると、
『 なにそれ、めっちゃ嬉しい 』
『 ちゃかちゃんの言葉って、パワースポットみたいやな 』
宮「 スポットって、、場所じゃないでしょ笑 」
『 …細かいことは気にせんでええの。
あのー、えと、力が漲ってくる、みたいな。』
宮「 そういうことね。」
『 あの時から、ずっとそうやねん。
'' Aちゃんのこと、見てる人は絶対いるよ。''
って言葉に何度も救われた。』
あの日Aちゃんに言われた言葉が、俺の頭の中で再生される。
『 私も、ちゃかちゃんの力になれてるかな、』
宮「 うん。なってるよ。ありがとう。」
『 ふふ、ならよかった。』
そこからは、思い出話とか、お互いの近況報告をし合って。
気がつけば何時間も経っていた。
『 え、やばいやん、こんな時間なるとか思ってなかった。』
ほんまにごめんって謝ってくるAちゃん。
まあ今日は2人ともオフだからいっか、なんて笑い合って。
宮「 そろそろ帰ろうか。」
まだ繋いだままの手の力を強めれば、
ぎゅっと握り返してくれた。
水平線の向こうに、太陽の光が差し込み始めた。
『 また来ような、2人で。』
夜明けは近づいてる
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non. - みくさん» コメントありがとうございます！作者、丈くんにデレ期で。気合入れてしまいました笑 (2020年1月20日 23時) (
レス) id: dd61c5edd7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバすぎ！丈くんカッコよすぎ！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: e098bf8f94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non. | 作成日時：2020年1月16日 21時
