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『あの…理鶯さん、それは一体…』
「これか？今日のメインディッシュだ」
『め、メインディッシュ……』
理鶯さんの様子を見に来たことを全力で後悔した。
ガサガサと動く袋を持っている理鶯さんは、本気でその中のものを料理するつもりだろうか。
えっ、何か鳴き声もするんですけど、それ本当に食材ですか？？
「すぐにできるから、Aは左馬刻達と待っているといい」
『あ、はい…』
すごく生き生きとした目でそう言われ、思わず頷いてしまった。
鍋から飛び出ている、何かの足とかその他諸々は見なかった事にして、キッチンを後にする。
『なるほど……左馬刻さん達の反応の意味が分かった』
げっそりしながらそう呟く。
明らかにヤバいものを見てしまった…
これは早めに退散した方が良さそうだ。
翼が早く来てくれる事を祈りながら、左馬刻さん達のいる部屋の扉を開いた。
「お、アイツ帰って来たぞ」
『え？…ってちょっと！何で勝手に電話に出てるんですか！？』
「んじゃ代わるわ」
部屋に入るなり目に入って来たのは、私のスマホを耳に当てている左馬刻さん。
慌てて奪い取って画面を確認すると、そこには「聖羅」の文字。
��やっほーA〜！あ、安心して、変な事教えたりしてないから♡��
『何してるの聖羅……ああもう』
きっとこの子の事だから、喜んで左馬刻さんと話していたに違いない。
でも前科があるので油断は禁物だ。
��前科とか私は犯罪者ですかって��
『…忘れたの？あなた勝手に番号教えたでしょ』
��……………あっ��
あっ、じゃないわ。
ヤクザに電話番号知られたとか恐怖でしかないからね？
まあこの人なら悪用はしないと思うけど。
『はあ…まあ過ぎた事は良いよ。で？何か用事あったんじゃない？』
��あーそうそう！数学の課題学校に忘れて来たから、写メ送って欲しくて��
『何だそんな事か…家に帰れるまで時間かかるから、明日でもいい？』
��全然良いよん！ありがと！��
その後も少し他愛もない話をして、聖羅との通話を終えた。
そしてスマホを弄りながら、何気なく窓の外を見た。
雨は強さを増していて、雷の音も近くなって来ている。
これは早めに対処した方が良いかな…なんて思っていた、その時。
窓の外が白く光って、轟音が響いた。
どうやら雷が近くに落ちたみたいだ。
『…っ！！』
…ああ、これはまずい。
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みゆ - 続き気になります〜！更新待ってます！ (1月20日 15時) (
レス) @page34 id: 38735f9208 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続き気になる〜更新がんば (2022年5月20日 21時) (レス) @page34 id: e3725c1631 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - え？続きが気になるぅ!!更新頑張ってください！ (2021年9月11日 0時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
しっとりチョコがすごく食べたい。 - うぅ……癒しを！！癒しを恵んでください！！更新待ってますぅぅぁぁぁ！！ (2021年1月10日 15時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
けい - お話めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2020年12月25日 16時) (レス) id: 54e19010c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦子
| 作成日時：2018年12月6日 22時
