@06 ページ7
ようやく始まった宴に、皆の表情も柔らかくなった頃
レイリーはふと…3年前のことを思い出していた。
.
.
.
---3年前
【シャボンディ諸島 とある酒場】
A「ねぇ、そこのダンディーなおじ様?
仲間とはぐれてしまって暇なの。相手してくださらない?」
レイリー『美人の誘いは嬉しいが、あいにく人を待たせているようでな。
今度会えたらご一緒させてくれお嬢……さ、ん…』
A「女の誘いを断るなんて珍しいね。副船ちょっ♡」
レイリー『A……か?お前、、、』
A「お前とは失礼な。」
レイリー『そうか……Aか……
そうか、そうか….よかった、、、また会えた。』
その時、レイリーは人目も憚らず
酒場で出会った若い娘を大切そうに抱きしめたという。
レイリー『40年ほど前に言っていた呪いとかいうやつだな。
なるほど…本当に姿形まで同じ……どうだ?一発いくか??』
A「いかんわ!!くそエロジジイ!!親指へし折るぞ。」
レイリー『ははは!随分と血の気が多くなったもんだ!!』
A「人生2回も海賊やってりゃ荒っぽくもなるわ。
ねぇ…レイリー。私ね、また麦わら帽子に拾われたんだよ。」
レイリー『なるほど。つまり…この手配書は本物だったってことか。』
A「てっきり気づいてるんだと思ってた…」
レイリー『てっきりおまえの娘かと。
どこで拵えるタイミングがあった…と考えていた。』
A「本気で言ってるなら一発殴るけど。」
レイリー『いや。冗談はさておきだA。』
A「……んー?」
レイリー『お前はあの話を、今の仲間達にするつもりはあるのか?』
A「ないっ!!」
レイリー『くくっ!だろうな。そんな気がした。』
A『ロジャーや、レイリーのように聞き分けのいい連中じゃないんだもん。
だからね。もし、私がいなくなった後にルフィ達が訪ねて来たら…すべてをレイリーの口から話して欲しい。』
レイリー『なぜ私に。』
A「貴方はきっと…彼を放っておけなくなるから。」
レイリー『そうか…お前が言うならそうなるな。
約束しよう。』
A「ありがとう。実はね、この呪い…解く方法がわかったの。」
レイリー『なんだ?だったら何も私に頼まなくても…』
A「今世で解くつもりはない。ロジャーもいないしね。」
レイリー『そうか…わかった。必ず伝えよう。』
.
.
.
レイリー『まぁ…呪いを解く方法についてはまた今度にしよう…』
90人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むぎむぎ(プロフ) - 天草 翠さん» そんなにお褒めいただけるなんて……ありがとうございます!!読んでいただき感謝です!!!! (2022年10月1日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
天草 翠 - とても素敵な作品でした!物語の設定や進み方が本っ当にセンスがあってここでは書ききれません(๑>◡<๑) ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡ (2022年10月1日 18時) (レス) @page44 id: 70ed37fde4 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - ボンクラMONKEY ピーヤの人さん» ひゃー!!ありがとうございます!!こちらこそ読んでいただき、コメントまで本当にありがとうございます!! (2022年9月30日 22時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ピーヤの人(プロフ) - すごく素敵な作品をありがとうございます。とても面白かった...。感動しました。本当にありがとうございます。 (2022年9月30日 20時) (レス) @page44 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むぎむぎ | 作成日時:2022年9月29日 18時