【トラファルガー・ロー】今度会えたら。〈完結〉

@15〜第2章 理解者ともう1人の妹〜 ページ16

A「さっすがにここなら誰かいるでしょ！」


---数ヶ月後 【アラバスタ王国】


A「ほえぇぇ！！綺麗なリゾート地になってる！」


わぁあ…と街を歩くA。
かつての砂漠であった頃を思い出しては、驚きを隠せない様子だ。


建物とかは名残りがあるなぁ…


とキョロキョロする旅人に声をかける人物が1人。



『そこの旅人のお姉さん。記念に似顔絵でもどうだい？』


A「似顔絵かぁ…でもなぁ、、この前写真で詐欺にあって……待って。その声………」


『やーっと帰ってきやがったか！A！』


A「ウソップぅぅぅう！！！」



きゃーっと思いきり飛びつくA。


ウソップ『相変わらずちっちゃいなぁ！』


A「これでも168センチあるわ！！！」


昔と変わらない空気感が嬉しくて、くすぐったくて…
2人は大声で笑い合った。




A「ウソップは今、何してるの？？」


ウソップ『今は実家から離れて、ここアラバスタの美大に通ってるんだ。将来デザイナーになるために勉強中。』


A「へぇっ！美大生！！！昔っからセンスあったもんねー！！」


ウソップ『えへへっ！まぁな！学校での俺様の評判もなかなかなもんなんだぜ？？』


A「へぇ！！嘘か？？」


ウソップ『嘘じゃねぇよ！！』


A「あははっ！はぁ…懐かしい。会えてよかった…」


ウソップ『そりゃこっちのセリフだ。
何も言わないでいなくなりやがって！大変だったんだぞ！』


A「ごめんごめん。でも元気そうでよかった…」


ウソップ『お前もな！他の仲間たちとはもう会えたのか？』


A「うん！魚人島に行って、ジンベエ親分。
それからバンドで世界ツアーしてるブルックと…あっ！！
ドラム島でチョッパーとも会ってきた！！
チョッパーは人間の男の子でさー！！小学生だった！！可愛かったよぉ！！」


ウソップ『結構会えてるんだな！』


A「あとでいっぱい話したいことがあるんだよー！」


ウソップ『あぁ！ゆっくり聞かせてくれ！
そういやA。お前…もしかして覇気、健在か？』


A『うん。だいぶ弱ってるけどね。』


ウソップ『やっぱりか。その覇王色の覇気やめろよぉ？島に入った瞬間にわかったぞ。こえぇよ。』


A「さすが見聞色を極めた男。」


ウソップ『この平和な時代だ。不用意に威嚇するこたぁねぇ。』


A「あははっ！善処する。」


ウソップ『ったく…あっ！そうだ！お前に合わせたい人がいるんだ！！！』

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