社会人(仮)、「○○しなきゃ出られない部屋」に閉じ込められたの巻、弐【鬼滅の刃】

【Dキスをしろ】＊煉獄杏寿郎［肆］ ページ6

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私の悪い癖だ。

悪意のある発言をされれば直ぐ頭に血が上って、最悪望んでもいない喧嘩にまで発展させる。
挑発上等とか思う割に生粋のチキンなので、結局相手の思うがままの通りに事が進むのが常。


つまりだ。
私もあの子の、猪突猛進の意を引き継いでしまっている。



＞＞＞ つ ま り い の っ ち の せ い ＜＜＜






「……ん、ふ……ッ、は、……っ…！」



口の端から唾液が溢れた。
口から変な声が、自分の声なのか、もしかして誰かの声なんじゃないか、何だかもう訳が分からなくて兎に角苦しい。

私が限界を迎えそうになれば唇を離し、直ぐさま喘ぐように息を吸えば、また彼は荒々しい口付けを落とす。


まるで事務的な作業だ。涙が出てくる。機械的に口内をおかされる私の身になれ。それにコイツはそんな間抜けな私の顔を未だガン見しているからタチが悪い。
最早力が入らなくなった身体は彼に支えられている。もう滅茶苦茶だ、流し込まれた唾液は喉奥へ通り、飲み込めなかったものはまた口から溢れた。



と い う か コ イ ツ の 体 力 は ど う な っ て ん だ ！！！！



無尽蔵かよ！！！！

どんだけ時間経ったのか分かんないけど、さっきから煉獄さんは息を切らした様子はない。柱だから？はしらってなに？人外の集団？
分からないが一つ言えるのは、最初から最後まで確実にアッチのペースに呑まれてて、もう、柱って、柱ってしゅごい………()



「……嬌声すら出なくなったか。A少女」

「………っ、は、ッは………はぁ……っ」

「嗚呼済まない、初の娘相手に無理をさせてしまったな！ついやってしまった」



「すまんすまん！」と彼は完全に力尽きた私の体を持ち上げ上半身を己に凭れかからせ、彼の肩元に顔を埋め乱れた呼吸を必死に整える私の背をぽんぽん撫でる。



正直死ぬかと思った。
彼の熱い舌が口内を暴れ回った。散々弄んだ上に、最後に唇に今までのは何だったんだって思うくらい優しい接吻を落とされたのは何故？貴方の気紛れですか、煉獄さん。



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