君の日記と冬の海

遅れてきた寂しさ ページ33

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今日は開店前のカフェにお邪魔した
ホットサンドがとっても美味しかった
土日が終わるのが早いな
明日仕事行きたくない


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別に支社の人たちはみんないい人だし、不満も何もないんだけど。ただ単に仕事するのがダルい。

結局昨日はあのカフェから帰ってきてまた夕方くらいまで寝ていた。そのままゴロゴロして日曜が終わった。

駅のホームで電車を待っている時にふと思う。佐久間ちゃんと出社するかな。まぁでも今の時間だとまだ寝てるかな。


潮田Aちゃんと起きた?お互い仕事頑張りましょうね


お節介かもしれないけど。一応同期として心配くらいはさせてほしい。そんなLINEを入れて、ちょうどきた電車に乗り込んだ。


佐久間大介照が構ってくれない



そのLINEが来たのはちょうど私が会社に着いた頃だった。つまりちゃんと出社したんだね。いい歳して構ってくれないとかどんな我儘よって笑ってしまった。まぁそれが佐久間のいいところなんだけど。それに今の佐久間には構ってあげるのが正解だろうな。

私はそれにスタンプだけ返して、照くん頑張れ〜と心の中でエールを送った。そして自分も仕事モードへと切り替える。


佐久間大介構ってくれた


お昼の休憩中にご飯を食べていると届いたLINEにはランチ中であろう照くんの写真。真正面から堂々と写真を撮ってるアングルから一緒に食べてるんだなと。

毎日ではないにしても同期3人それぞれと一緒にお昼を食べることは少なくなかった。私は部署の女の先輩と食べることもあったけど、その時も大体誰かしらは一緒に食べてた気がする。

今は一人。本社にいた時も一人で食べることはあったけど何だか寂しいかもしれない。早くこっちの人と仲良くならなきゃな。


潮田Aふっか仲間はずれ

佐久間大介忙しいらしいよ〜


あの案件かな。確かにそれなりに大きい企画だし、ふっかは急に任せられたんだもんね。目黒くんと上手くやってればいいけど。


あぁ、なんか今更移動したって実感が湧いてきたかもしれない。隣のデスクに佐久間はいなくて、お昼も一人で、忙しい人に直接労いの声をかけることもできなくて。

何だかんだ本社では楽しく働いてたんだなぁって。失ってから気づくじゃないけど、こんなに寂しいもんなんだって佐久間の気持ちが少し分かった気がした。

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