「あの男には気を付けて」 (ページ9)

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「ナナの方が先」ページ9

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「～♪」

ジェミン「それ面白いの？」

「うん。ロンジュンが貸してくれたの。日本の小説」

ジェミン「へぇ。見せて」

「どうぞ」

ジェミン「……これ漢字ってやつでしょ。よくこれが読めるね」

「ふふ、日本人だもの。」

ジェミンくんは日本語が並んだ小説を見て眉間に皺を寄せて難しそうな顔をしている

ジェミン「ところで」

「うん？」

ジェミン「いつからロンジュンとそんなに仲良くなったの？」

「え？ああ、言語選択の時からだよ。ジェミンくんが言ってた通りだった」

ジェミン「？」

「ロンジュンってすっごく優しいよね。話も合うし私のペースに合わせて話してくれるの、本当に… ってジェミンくん、？」

いつものように机をくっつけているから自然と私たちの距離は近い。ジェミンくんは綺麗な顔で私の顔をじっと見つめていた

ジェミン「…ナナは？」

「……ジェミンくんも優しいよ。」

ジェミン「ちがう。ナナのことは呼び捨てで呼んでくれないの？」

「ジェミンくん、呼び捨てで呼んで欲しいの？」

ジェミン「だって、ロンジュンより先に仲良くなったのナナだよ」

…なにそれかわいい。ジェミンくんにはこんな一面もあるんだ、

呼び捨てでもいいんだけどなんだかロンジュンとは違ってジェミンくんを呼び捨てで呼ぶのは少し、緊張する

ジェミン「…呼んで？」

「でも、ジェミンくん今授業中だし…」

ジェミン「関係あるの？」

「静かだから、その、恥ずかしい…」

ジェミン「ふっ(笑)かわいい。じゃあナナの耳元で呼んでくれる？」

「えっ、あ、」

ジェミン「…」

「ジ、ジェミン…… おわっ！」

先生「こらそこ！」

「す、すいませっ、、」

ジェミン「ふふ、笑」

耳元で呼ぶとこっちに顔を向けるから5cmくらいしか無かった至近距離に私はびっくりしてしまった。

当の本人は口元を隠して笑っている

でも、見えちゃった。ジェミンくん、、ジェミンの耳が真っ赤に染まっているのを

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