「あの男には気を付けて」 (ページ26)

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最悪な日？最高な日？ページ26

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最悪なことに今日は体育があった。体育祭が近いから今日から毎日練習を組まれていることを忘れてた、最悪…

このメガネは緩くてすぐズレるし落ちるので外した方が、、でも外したらほぼ何も見えなくなってしまう

結局邪魔になって外して体育祭の練習をした。もちろんほぼ何も見えないから眉間に皺を寄せて目を凝らして動いた

ユナ「Aその顔怖いからやめて！！」

「目が見えないんだからしょうがないでしょ！！」

イェリ「周りの子達がビビって道開けてるよ(笑)」

なんて呑気に笑ってるふたりと目を凝らす私。これ結構疲れるのよ…シワがつきませんように、

そう祈りながら何とか終わった体育。教室に帰るまではユナとイェリの腕に捕まって連れていってもらったけどメガネケースごと更衣室に忘れてきて2人を先に行かせてまた目を凝らしながら進んだ

ふと窓に映る私の顔は案の定こわくて自分でも笑いが出るほど

早く取りに行こうと走り出すと角から現れた影に気づかずぶつかってしまった。

「いった、」

ロンジュン「A」

「…ろ、ロンジュン？」

聞きなれた声に顔をあげた。でも私がぶつかったのはロンジュンじゃないその隣の人で。この優しい匂い、綺麗な白に染められた髪、顔を上げるほど高い背丈

……間違いない、ジェミンくんだ

「っ、」

ジェミン「…A」

「あ、ご、ごめんなさい。急いでて…」

ロンジュン「あれ今日メガネなんだろ？ジェノに聞いた」

「、そう…更衣室に今から取りに行こうとしてて、ごめんね」

眉間に皺を寄せて目を凝らしてるこの変な顔をふたりに見られたかもしれないと思うと恥ずかしくて顔から火が出そうだった。早くここを立ち去ろうとしたけどジェミンくんにグッと掴まれていた腕に気付く

今まででいちばん近い距離にいて、傍から見たらジェミンくんの腕の中にいるような状態。それでも私の視力の弱さが勝って見上げても彼の顔がぼやけている

いまきっと目が合ってるんだろうそれすらも分からない

「っ、ごめん！！！！」

ハット我に返ってふたりにそれだけ言って走り去った。

…よかった。今日コンタクト忘れて。いま私の顔真っ赤だから。

ロンジュン「ジェミナ熱でもある？顔赤いよ」

ジェミン「…分からない」

彼も私と同じリンゴのように赤く染っていたことは知らないけど

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