「あの男には気を付けて」 (ページ25)

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急接近？ページ25

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「…やだもう学校来ない。退学する、」

ユナ「ちょっとそんなことしたら許さないからね？！」

クラスの子が「そろそろ席替えしたいです〜」という声から決まってしまった席替え。席替えをするということはジェミンくんとも隣同士じゃなくなってしまう

' ジェミンくん離れ 'なんて言ったけどいま話せてないんだからせめて席ぐらい近くに……

そんなわたしの願いも儚く散って端と端になった

ユナ「私たち三人やっと近くになったんだからいいじゃん！」

「…うん、」

？「お、隣だ。よろしくって、、なんで泣いてるの？」

ユナ「げっ！！！イジェノかよ！」

私の新しい席はジェノくんの隣だった。よかったまだ仲がいい人で少しだけ軽くなった気持ちのままよろしくねって挨拶すると「ジェミナじゃなくてごめんね」って言われて反射的に涙が流れた

ジェミンくんの名前を聞くだけで泣くなんて重症だ。

ロンジュナやっぱりわたしおかしいよ。病院行くべきだと思う

ジェノ「Aちゃんだいじょう、」

委員長「はーい！じゃあ今から体育祭の話しまーす！！！！」

その日はいちにち何をしたかよく覚えてない。
席替えをして涙を流して……情緒不安定だったことぐらいしか記憶にない

案の定次の日は目がパンパンに腫れて冷やしても治まらなかったので隠すように眼鏡をかけて学校に行った。元々視力が悪くてメガネ喉が強いから目が小さくなるのが嫌で学校にはして行った事なかったけど、さすがに今日は折れた

友達『A今日メガネ？珍しいー！』

「似合ってないから嫌なんだけど今日だけね、(笑)」

ジェノ「おはよう」

「…おはよう」

ジェノ「…」

「っ？！？！？！な、なに」

ジェノ「今日メガネなんだね」

「ああ、うん。」

ジェノ「昨日泣いたから？」

「そう、目が腫れちゃってコンタクト入らなくて…」

無意識に俯いたままそう言うとジェノくんが隣でクスクスと笑っていた

ジェノ「あ、やっとこっち向いた」

「っちょ、」

ジェノ「そこまで腫れてないね。朝冷やした？」

「う、うん」

…ジェノくんの綺麗な顔が近づいてきて不意にドキッとしてしまった。きっと彼は無意識なんだろうけど先が読めない行動に戸惑って目の前に集中するのが精一杯だ

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