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6話 ページ6

 
 
 
__初めて会ったあの日を、忘れる訳ない。

沢山喋った事を思い出し、思わず頬が緩んだ。あの時以降、会話は一度も無くて。



そして…
数多くの犠牲を代償に、大きな叫び声を上げて無惨が塵となって消えた。



念願の鬼の滅殺を果たし、鬼殺隊は歓喜の声に包まれた。良かった、やっと倒せた。ずっと願っていた。皆で、無惨を…

と同時に、蛇柱様の事が気にかかった。
探し回るが、どこにも居ない。



「(…あれ?恋柱様の姿も…ない)」



必死に探していると、誰かの小声が聞こえた。耳を澄まし、声が聞こえる所へ向かう。

この声…

少し拓けた場所があり、少し顔を覗かせた。

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作者名:紅葉 | 作成日時:2021年1月9日 17時

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