狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

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狗巻side


Aの手料理を食べ終わった頃＿＿＿＿



『あ、棘。先にお風呂はいっていいよ！私、洗い物するから！』



狗巻「おかか。明太子」



『え、悪いよ「おーかーかー」わっ、わかった…』



後片付けくらい僕がする。
全部、Aに任せる訳にはいかない。



狗巻「ツナマヨ」



『うん。じゃあ、先にお風呂入るね』



狗巻「しゃけ〜！」



Aが入ったのを(音で)確認する。



狗巻「ツナァ………………」



やっぱり、二人きりは緊張してしまう。
しかも今日は、Aが泊まる。



奥の部屋から聞こえるシャワーの音に、少しドキドキしてしまう。



狗巻「すじ、こ」


……もし、2人で暮らしたらこんな感じなのかなって。



今は高校生だけど、卒業してちゃんと…Aと一緒にいれるくらい、立派な呪術師になれれば……



でも、もしかしたらその間に、他の誰かに取られてしまうかもしれない。



狗巻「……お、おかか！」



ブンブンと首を横に振る。
……そんなこと、ダメだ。他の人に、取られるなて嫌だ。



狗巻「…………ツナ」




そういえば、憂太が…婚約指輪をしていた。



………そういうの、Aは好きなのかな。





狗巻｢…ツナマヨ｣





残りのお皿をパパっと洗って、スマホを手に取った。

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