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狗巻side
あれから、1時間。
悠仁の、オススメ映画とか恵とメイド喫茶に行ったとか色んな話を聞いた。
楽しく話す悠仁を見て、自分まで楽しくなった。
虎杖「あ!帰ってきた!」
狗巻「…ツナ?」
なんとなく、Aの様子がおかしいように見えた。
虎杖「2人ともおかえり!………って、A先輩!?なんで泣いてんの……?もしかして、伏黒〜。お前泣かせたな!?」
目を擦って、泣いてるAがいた。
……なんで、泣いてるの?もしかして、恵が……………………?
伏黒「ちげーよ。
……ですので、そんな目しないでください狗巻先輩。」
まぁ、そうだよね。
呪霊になにかされたのかな
『はははー…ごめんね。これ、呪霊のせいなの。なんか、涙がずっと止まらなくて〜。しょーこちゃん先生の所に行かないと〜って思って』
狗巻「ツナマヨ」
『着いてきてくれるの…?ありがとう〜』
心配だから、ついて行くことにした。
シッカリ腕を掴んだ。
虎杖「あ。先輩、水分取らないと脱水になるから気をつけてね」
『うん!ありがとう悠仁ー!
恵も、ありがとね』
伏黒「……いえ」
じゃあ行こっか、てAが微笑んで、医務室に向かった。
『ん〜、ずっと涙が出るのは辛いね…治らなかったらどうしよ……』
狗巻「おかか!明太子!」
大丈夫だよ、と伝える
『…へへ、そうだよね。大丈夫だよね。』
狗巻「ツナ、ツナ」
流れ続ける涙を拭うが、全く止まる気配がない。
……笑顔だけど、泣いてるAを見ると悲しくなるし、心も痛くなる。
僕のせいで、何度も泣かせたことを思い出してしまう。その時のAは、僕より何倍も苦しかったことは知っている。あの時の僕は、何もすることが出来なかった。
涙を拭うことすら出来なかったけど
『……なんか、私棘の前で泣きすぎだよね』
狗巻「……すじこ」
今ならできる。
『え、泣いてもいいって?
もしかして、棘ってそういう趣味だったの…?』
狗巻「おかか!!」
『ごめんって〜冗だッッ____!?』
医務室近くに、見慣れた姿を見つけてすぐ様、Aの顔を隠した…………けど、これ抱きしめてる様に見えるんじゃないか、と思った時にはもう遅かった。
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ゆいゆい林檎(プロフ) - アップル姫さん» わかります…ページをめくる度に精神削られます……。お薬になっていますか、、?それなば嬉しいです……!ありがとうございます!更新、頑張ります! (2021年2月16日 19時) (レス) id: bbd08cc28f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい林檎(プロフ) - MIRAIさん» ほ、本当ですか!?指摘ありがとうございます……! (2021年2月16日 19時) (レス) id: bbd08cc28f (このIDを非表示/違反報告)
アップル姫(プロフ) - 毎度キュンキュンさせていただいてます。女です。本誌の続き気になるけど毎週ページをめくる度に精神削られてる人なので、作者様の小説がお薬となっております。(は?)これからも更新楽しみにしてます! (2021年2月15日 6時) (レス) id: 9c02afe8b9 (このIDを非表示/違反報告)
MIRAI(プロフ) - コメ失礼します、36話の棘くんが喋ってる所で『いくら「おかか」』ってなってる所がありますよ! (2021年2月8日 7時) (レス) id: 7700434eb0 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - お互い強く生きましょう。私はまだ希望を信じています( ; ; ) (2021年2月2日 0時) (レス) id: 2981ea9698 (このIDを非表示/違反報告)
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