見えない翼 Ⅱ (ページ47)

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Another story #22 ページ47

綺麗な紫耀の唇にゆっくりと近づく。

恥ずかしい気持ちを押し殺しながら紫耀にキスを落とせば紫耀の口が開く。

水を流し込むようにわたしも口を開けば紫耀の喉が鳴るのがわかった。

あ、飲んだかな、？

と思ったのも束の間ヌルっと紫耀の舌が入ってきた。

『、、んんっ、！』

「、ん、っ、」

紫耀の口の中は熱のせいかいつも以上に熱い。

逃げるわたしの舌を捕まえるように紫耀の舌が追いかけてくる。

『んん、っ、』

「、、、んん、」

熱くて、溶けそうな感覚に陥る。

これはまずい、

『っは、、紫耀、！』

「、、、っん、」

必死になって紫耀の胸を押して起き上がってみればお互いの口元から飲みきれなかった水が溢れる

「なんか、やらしーな、」

『、、っなに、言ってんの、！/ね、熱上がる、よ！』

「あー、、そうだな、廉にあんなことやこんなことして移されないようにって言われてたのにね？怒られちゃうね、」

『、、なっ、！/』

、、、この人本当に熱でしょうか？

熱のせいか意地悪。

「、、ふは、顔真っ赤。、続き、する？」

『、、し、しません！』

「ふ、わかってるって、」

移さないように早く治しまーす、なんてへらっと力なく笑って布団を被る紫耀

あれ、いじけた？

そんな風に思えばなんだか堪らなく愛おしくて。

『、、紫耀、』

「んー？っ、、！」

布団から顔を覗かせた紫耀に不意打ちのキス

目をぱちくりさせる紫耀

『、、紫耀になら移されてもいいよ？』

「、、っ、反則、」

腕を引かれそのまま紫耀のいるベットへと再び沈んでいった

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