見えない翼 Ⅱ (ページ37)

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Another story #12＊ページ37

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「ん、、入った、」

『、、ん、』

"大丈夫？"そう優しく聞いてきてくれる紫耀に恥ずかしくて小さく頷けば優しく笑ってまたキスを降り注いでくれる。
こんな幸せな時間がずっと続けばいいな、なんて柄にもないことを考えていて。

「え、A、どうした、？痛い？」

『え、あ、、』

気づけば目から涙が溢れていたみたいで。心配そうに覗き込んできた紫耀。

『違う、の、、幸せ、だなって、』

「え、」

柄にもないわたしの答えに紫耀もやっぱりぽかーんとしていて。かと思えばすぐに抱きしめられる。

「俺も、すっげー幸せ。」

いつも以上に掠れているように感じる紫耀の声にドキドキする。

どんな顔してるのかな？と、覗き込もうとするもののそれはすぐに訪れた刺激によって阻まれて。

『あっ、しょ、っ、う、』

「んっ、、はぁ、」

律動と共に聞こえてくる水音と紫耀の吐息。

繰り返し押し付けられる腰にわたしも声が止まらなくって。

見上げた紫耀も眉をひそめていて。
ああ、、悔しいけどかっこいい。

『、、、紫耀っ、』

「っ、んっ、？」

『、も、だめ、っ、、』

「可愛い、」

『、、あっ、やぁっ、いっちゃう、』

「、、んっ、A、」

紫耀からの甘いキスがまた降ってきて。
答えるようにわたしも紫耀の唇に自分のを寄せていった。

その瞬間、紫耀の質量もまた増して。
律動もさらに激しくなっていく。

『あっ、んんんっ、、！！』

「、、、っ、はっ、」

頭が真っ白になり、
紫耀の熱い物が膜越しに放たれる感覚。

絶頂が訪れて肩で息をする。

見上げると紫耀の艶っぽい顔にまたドキドキする。

「愛してる、」

『っ、、』

さらりと言って見せる紫耀はさすがアイドルだ。

「A、、」

『ん、、？』

「もっと愛していい、？」

『っ、えっ、？』

"ダメとは言わせないけど、"

そう口角を上げた紫耀との夜はまだまだ続いた。

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