見えない翼 Ⅱ (ページ24)

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違うよ、勘違いだよ、そう言いたいのに。

「、とりあえず、少しは俺の事男として意識しろよな」

『、、しょう、あのね、』

「、、ト、トイレ借りるな！」

そこまで話すと紫耀はバッと立ち上がり私に背を向けトイレへと歩き出す。

、、、っ、違う、、、！

「、っう、、え、？！」

『、、、』

紫耀を止めるように気づいたから勝手に身体は動き出していて。

紫耀の後ろから抱きつく。

「A、、？！」

『、、このまま聞いて』

「、わかった」

『紫耀とはね、住む世界が違うと思ったの』

「んなこと、！」

『ライブ行って、キラキラしてる紫耀の姿を見て邪魔になりたくないって』

「A、、」

『、でも、、』

「、、？」

『何事にも全力で頑張ってる紫耀の事がやっぱり好きで、』

「、、へ、？」

『、、紫耀が、好き。

側にいてもいいですか？』

ギュッと紫耀の腰に抱きつき絞り出した声。

無言な紫耀に不安になる。

聞こえてなかったかな、、？

『、、紫耀、？』

「、、、」

ギュッと掴んでいた腰から腕を離し、紫耀の前に回ると、

「、、っ、/」

『、、え、』

そこには口を片手で抑えている紫耀。

「、、やばい」

『、、紫耀、？』

「嬉しすぎるんですけど」

『え、』

紫耀の反応に思わず私まで赤面してしまう。

その瞬間グイッと腕を引かれ気づけば紫耀の腕の中で。

『、っわ、、紫耀、』

「今更嘘とかなしだからな？」

『、、うん、』

紫耀の胸に顔をすり寄せ返事をする。

すごくドキドキした。
けど、すり寄せた紫耀の心臓もドキドキしていてなんだか嬉しかった。

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