第七十八訓 紅一点は皆ハイスペック ページ31
･
･
･
･
近「いいか！今回の特別警戒の目的は江戸市民に犯罪への警戒を呼びかけるとともに、最近急落してきた我ら真選組の信用を回復することにある！」
朝から仕事に駆り出され、しかも暑い中立たされ気合いの入った近藤の長ったらしい話を聞かされているこの状況…
近藤の後ろに立っている土方･沖田･Aのうちサボリ魔二人のテンションはダダ下がりである
『暑い…暑いです土方さん。フライパンの上に置かれたマヨネーズの気持ちが分かります…だんだん油が滲み出てマヨからただの油になる気持ちが。』
土「マヨネーズになれて良かったな。」
『ダメだ…暑さで土方さんまでやられてます。』
沖「土方さんは元からだろ。」
土「お前らケンカ売るプロだな。」
暑さのせいでいつものように怒る気も失せる土方
近「こうしてアイドルのお通ちゃんに一日局長をやってもらうことになったのも、ひとえにイメージアップのためだ！いいか？お前らくれぐれも今日は暴れるなよ。そしてお通ちゃん…いや局長を敬い人心を捉えるすべを習え！」
お通「ウフッ。」
隊「ヤッホー！本物のお通ちゃんだ！」
隊「サイン！サインくれー！」
近「バカヤロー！これから市民に浮かれんなと言う時にてめぇらが浮かれてどうすんだい！すいません局長！」
浮かれる隊士らを殴りお通ちゃんに謝る近藤の背中にはバッチリサインが書かれており
隊士らによって逆にフルボッコにされている
沖「いやぁすっかり士気が上がっちまって。」
土「士気が上がってんじゃねぇよ…舞い上がってんだ。」
『アイドルがそんなにいいんですか？真選組にだって紅一点のヒロインが居るじゃないですか。もっと舞い上がれよ！浮かれろよ！』
沖「紅一点でもA相手じゃ誰も浮かれねぇよ。」
『はーい！怒りのパラメーター振り切りました！
私がサインしてあげますよ！アイドルがなんぼのもんじゃい！まずはザキ！一番に選ばれた事光栄に思いなさい！』
山「なんで俺？！えっ…ちょっ…それサインじゃないから！もう殴り書きこえて殴っちゃってるから！」
Aが山崎の背中の上に乗りマジックで殴っている
沖「Aの士気も上がってらぁ。」
土「はぁ…。」
溜め息をつく土方とAの暴走を楽しそうに見つめる沖田の元に挨拶を終えたお通がやってくる
･
･
･
第七十九訓 魂を簡単に捨てるヤツにろくなゴリラはいない→←第七十七訓 キャラが分かればその人の考えることもだいたいわかる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：gin-ruka
| 作成日時：2019年8月29日 23時
