第七十一訓 人の過去を知るにはそれなりの労力がいる ページ24
･
･
･
･
山「いやそこは急ごうよ！」
銀「ジミーくんも大変だね。」
山「あっ旦那！えぇ…真選組にまともな人って居ないんですかね。」
銀「トップがゴリラの時点で無理だろ。」
山「そうですよね…僕転職しようかな。」
銀「なぁ…あいつって親居ねぇの？」
山「Aさんですか？」
銀「普通自分の娘が真選組入るって言ったら親は止めるだろ。」
山「まぁそうですね。僕が知ってるのは副長や沖田隊長よりも古株って事ぐらいですかね…前話しているの聞いたので。」
銀「あいつらよりも古株ねぇ…。」
山「なんだかんだ局長も副長も沖田隊長もAさんには甘いですからね。お互いの信頼もすごいですし。たぶん相当付き合いが長いんじゃないですか？」
銀「へぇ〜。」
山「Aさんの事知りたいなら局長に聞くのがいいですよ。」
銀「別に知りたくねぇよあんなやつ。」
山「そうですか。まぁー局長ならあそこに居ると思うので。じゃ僕もそろそろ仕事に戻ります。」
山崎は笑いながらその場を去っていく
銀「ジミーのくせにカッコつけてんじゃねぇよ。誰があいつの事知りたいって言ったよ。
あぁーめんどくせぇ！」
･
新「銀さん？どうしたんですか？」
銀「ちょっとゴリラに聞きたいことがあってな。」
お妙と新八の家にあがり近藤を探す銀時
銀「おい居るんだろ？居るのわかってんだよ。あっ…こんな所に怪力女の食べかけの饅頭が。」
近「何の用だ！」
銀時の嘘に簡単に引っかかり畳の下から出てくる近藤
近「Aの親？なんで万事屋がそんなこと聞くんだ？」
銀「まぁ…ちょっとな。」
近「うーんだが俺から勝手に話す訳にもいかんだろ。」
銀「お妙の出勤日教えてやるよ。」
近「まぁー万事屋には世話になってるしAも懐いてるしな…いいだろう。」
新「この人簡単に仲間売ったよ！」
近「Aの親はな…あいつが5歳の時に殺された。」
銀「殺された？」
新「殺されたって…誰にですか？」
近「さぁ…それはわからんが攘夷志士を気取った人斬り集団だろう。一人突っ立ってたんだよ…血の海の中に。」
銀「おい…まさか…。」
近「あぁ。刀を持って立っていたあいつの足元には何体もの死体が倒れていた。」
新「それって…Aさんが？」
近「そうだろうよ。親を目の前で殺されたってのに涙すら流さずに突っ立っていやがった。それが俺とAの出会いだ。」
･
･
･
第七十二訓 人の過去を知ったらそれなりの代償がある→←第七十訓 着信履歴をたくさん残すなら留守番電話に用件を入れた方が手っ取り早い
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：gin-ruka
| 作成日時：2019年8月29日 23時
