【H×H】聞いてない！！【ゾル家】 (ページ43)

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42.紹介ページ43

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『えっと、こんな感じ』

クロロのちょっとした圧にドキドキで詰まりながらだったが最後まで話を聞いてくれた

『それでさっきフェイが拷問してた人で試したんだけど、特に問題は無かった…かな』

「そうか。良かったな」

クロロはそう言い、氷の仮面を貼り付けたように真顔になる。

「…能力的にはいいが…何か攻撃できる能力があるといいな。」

クロロからまさかのダメ出しされました。

…いやまぁ、自分でも思ってたよ？思ってたけどね？

少しくらい褒めてくれてもいいんじゃないかなぁ！？

私はムッスーと頬を膨らます。

もういいもん！！氷で剣とか作ればいいもん！！

『あっ……出来た。』

手の中には剣の形をした氷が出来ていた。

クロロはピクリと目尻を上げた。

「ほぉ……それでフェイを攻撃してみろ。」

『んぇっ！？そんな急な……』

と、言いつつもやっていくのが私()

フェイに剣を向け、襲いかかる。

フェイは、突っ立っているだけだった。

私だって暗殺者。手加減はしないよ！！

そう、切りかかれば…

『嘘でしょ折れた。』

「ハッ、まだまだネ。」

剣、あたった瞬間砕け散ったよ。

なにこれよっっっっわ。

落胆している私に、クロロは微笑む。

「気を落とすな。フェイの腕を見てみろ。」

『え？』

フェイの腕を見てみると、五センチ程服が破け、血が滲んでいた。

「硬をしていたフェイに傷をつけれられるくらいの切れ味だ。脆さを強化すれば相当使い勝手がいいぞ。」

『うわぁ……！！(強化つらっ)』

私は、得意のポーカーフェイスで顰めっ面を隠す。

そんな私の考えもお見通しだと言うように、クロロは口角を上げた。

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