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41.記憶 ページ42

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プスリと細い氷柱を刺すと同時に、私の目の奥が熱くなる。

ぐっ……な、にこれ…

そして、まるでその場に居るかのように記憶が流れてきた。



「おはよう、あなた。」

「あぁ、おはよう。」



この人、奥さんがいたんだ。まぁモテそうな顔してるもんね。

次々と場面が切り替わり、鬱陶しい。

みたい記憶とか的確なのが有れば…あっ、拷問でいいじゃん。

すると、拷問の記憶が流れてきた。



「頼む……許してくれっ…」

「無理ネ。お前はここで死ぬ運命ヨ。」



爪を剥いでいくフェイ。

うん、痛みは感じないけど生々しいね。

私は、氷柱をプスリと抜く。

すると、また目の奥が熱くなり、目の前にはくたっとした男の人と、フェイが立っていた。



「どうだたネ。」

『ん〜、完璧!』



氷柱を刺していれば氷柱から手を離していても記憶がみれるって分かったしね!

ちなみに男の人は…



「死んでないネ。」

『だよね〜…うん、ほんと完璧!』



フェイは、フンスとガッツポーズをしていた私に「もう出るヨ。」と言い、手を引いて部屋を出た。

やっぱり私天才…!(嘘)

早速、私はフェイと共にだんちょーさんに報告にいく。



『だんちょーさん!念能力できたー!』



だんちょーさんは、本から顔をあげる。



「…俺だけだんちょーさんなのか…?」

『え?あ、えっと…クロロ?』



私がそういうと、クロロは満足げに頷いた。

そして、クロロはフッと目を細めた。



「それで、どんな念能力だ。」



私は、ゴクリと唾を飲み込んだ。


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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2020年11月9日 21時

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